概要
アンダーグラウンドとか、オーバーグラウンドとか、そんなの関係ない。
【あらすじ】
セクシャルマイノリティと社会を繋ぐ「架け橋」としての活躍を期待されている主人公。だが、彼女はその立場に疑問を抱いてしまっている。そんな時、ある男子に出会い、自身の生き方について考えていく。
※本作品はセクシャルマイノリティに関する、私なりの解釈等が含まれます。苦手な方はご注意ください。
【登場人物】
藤本真純(ふじもと ますみ):三十二歳の女性社長。二十八歳の時に、大企業の社長だった父の後を継ぎ、現在に至る。
西井かよ子(にしい かよこ):三十一歳の女性秘書。真純とは大学の頃に出会い、卒業からずっと秘書として共に働いている。
武田澄(たけだ きよし):十九歳の大学生。性別は男。ひょんなことで真純と知り合うが、お互いに名乗っていないため、名前を知らない。(作中でも名前は出てこないが、念の為記載)
セクシャルマイノリティと社会を繋ぐ「架け橋」としての活躍を期待されている主人公。だが、彼女はその立場に疑問を抱いてしまっている。そんな時、ある男子に出会い、自身の生き方について考えていく。
※本作品はセクシャルマイノリティに関する、私なりの解釈等が含まれます。苦手な方はご注意ください。
【登場人物】
藤本真純(ふじもと ますみ):三十二歳の女性社長。二十八歳の時に、大企業の社長だった父の後を継ぎ、現在に至る。
西井かよ子(にしい かよこ):三十一歳の女性秘書。真純とは大学の頃に出会い、卒業からずっと秘書として共に働いている。
武田澄(たけだ きよし):十九歳の大学生。性別は男。ひょんなことで真純と知り合うが、お互いに名乗っていないため、名前を知らない。(作中でも名前は出てこないが、念の為記載)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!何者にもなれず、自らは何も生み出せない小人の悲哀
若くして会社を継いだ経営者の女性が、自分自身の性質や特性について、なにかいろいろと煩悶するお話。
セクシャルマイノリティにまつわる作品、のようでいて、実質的には(少なくとも物語上で果たす役割としては)そこまで深く絡むわけでもないお話。完全に主人公の主観のみを通じて描かれる、自家中毒的な独白の物語で、特に目を引かれるのはやはり主人公の人物造形です。
己というものを持たない、何もできない人。この辺、描写が結構露骨というか、例えば社長でありながら働いている姿だけがあからさまにカットされていたりと(なんか個人的なブログを書こうとするけどそれすら失敗するという描写まである!)、もう本当に徹底され…続きを読む