南極町へ

──周りに居る子は、皆大人っぽい。皆恋人がいる。皆同じような行動をして生きている。
「周りと同じように」って、「人と違う生き方をすれば浮いてしまう」って、どうしてそんな流れが生まれたのだろう。

「普通」という事に対して悩みながら生きていく主人公の元に、
ある日、『南極行き』の切符が届く。
アザラシやペンギン達を始めとした海の仲間たちが自由に暮らす不思議な南極の町で、
廻りと足並みを揃える事に苦しむ主人公は、一体何を学ぶのか。