ヨーロッパ圏には「真実は時の娘」なる格言があるそうです。「時の娘」という言葉からジョセフィン・テイの名前を思い浮かべたという人は、きっとミステリ好きの方でしょう。あるいはこの作品で初めて知っ…続きを読む
新聞記者にあこがれて大学の新聞部に入部した青年、佐倉創一。しかしその日、密室だったはずの新聞部の部室に森美月という一人の少女が眠っていました。目を覚ました彼女によると「自分は隣の演劇サークルの部…続きを読む
本作は神楽大学新聞部の佐倉君と、演劇部の森さんが意外な所で出合い、奇妙な事件に巻き込まれるところから謎が始まります。とても巧みに伏線が張られており、読み返したり、深く考えてもトリックは全く分かり…続きを読む
うっかりネタバレを書いてしまうと怖いので、感想を。 本作はトリックも精密に練られているだけでなく、登場人物たちの感情描写も色鮮やか。ミステリとしての謎に偏りすぎず、物語としての形もしっかりとつく…続きを読む
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