第14話 結局は

あの時から1ヶ月が経過した。


あの懐かしさの正体もわかって、苦しさも吐き出させることが

出来て私は嬉しかった。


しかもお友達も出来た。


優しくて、かっこいい藍音という友達が。


そして教師には比較されなくなった。


姉の話はまだ出るけど、比較はされない。


相変わらず夜月先生は松田先生と仲がいい。


毎日、顔を出しに6組に来るから。


「和樹、来たよ〜」


「いらっしゃい、紘太」


ほらね、言ったでしょ?


仲良しすぎて羨ましい。


そして顔を出してくれる時には私に話しかけてくれる。


「夏美と雪華は元気〜?」


「元気ですよ!

2人とも学校楽しいって」


こんな会話をいつもの様にする。


夜月先生が紙飛行機を飛ばさなかったらこんな楽しい学校になっていない

だろうなと思う。


本当に感謝だ。


これからも楽しく中学校生活を送っていきたい。


さて、私も頑張らなきゃね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夏と紙飛行機 さくら ゆい @yui_0830

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ