ふらふらと誘われてしまう素敵な世界観が広がる作品でした!
作者様が宝石関連に強いため、そちらに視線を向けながら読み始めたのですが、様々なパズルが主軸となる魅力的な物語となっていました!
主人公のサポーターという表現が正しいかは分かりませんが、マスコットのポジションとして登場するキャラが2匹おり、それぞれの凸凹な性格が、物語の進行を愉快に彩ってくれます。
あらすじにもある通り電脳空間という形で世界を広げていますが、他の作品のように一方通行というわけではないため、主軸であるパズルの魅力に視線を注げることがありがたいです!
そもそもの電脳空間の成り立ちなども物語を追うごとに気になりますが・・・目的を達成するためにパズルを解いていくことがきっと繋がっていくのでは・・・!と先の展開に期待感が高まるばかりです!
勢いで読む、ではなく、じっくりとパズルを解くように1話1話を堪能しながら読み進めることをお勧めします!
16話まで読んだ時点でのレビューになります。
カクヨムでは珍しい宝石ものです。ライト文芸とタグがありますが、狭義のライト文芸の小説よりは読みやすい小説になっています。あと、ジュエリーものなので、男性はもしかしたら敬遠しちゃうかもしれないテーマなのかもしれません。
本作は、宝石とパズルが融合したメルヘンな感じの世界観と現代世界を行き来する感じの小説で、意外と中高生の女性が好きそうな世界観と仕掛けが盛りだくさんになりそうな気がするのですが、多分、仕掛けは電脳的な「チート」みたいな仕掛けではなく、「アナログ」な古き良き仕掛けが満載になりそうな予感がしています。
作者さまも書かれている通り、ナンプレとかクロスワードが好きな人はハマる世界観であることは間違いないと思います。