その問いに、認識させられる

・あなたは、好きなモノをどう扱いますか?
 ずっとしまっておいて自分だけで楽しむ。
 どうだ、いいだろう?と周りに見せびらかす。

・あなたの好きな人が夢を持っていたらどうしますか?
 その夢が叶うように応援する。
 その夢は自分のためだけに発揮してもらう。

・あなたにとっての愛はどんなものですか?
 想いを与え合うもの。
 その一かけらすら取りこぼしてはいけないもの。

・あなたは恋人のどこが好きですか?
 体も心も声も笑顔も。
 自分しか気付けない特別な価値。

・あなたはどちらを幸せと思いますか?
 動物園で暮らすライオン。
 サバンナで生きるハイエナ。

次々に生まれてくる問いかけに対し、答えもまた無数に存在します。
それはあなたの経験によって認識されるものだからです。

本作はまるで心理テストのようでした。
読み手によって印象もジャンルも変わる。

あなたは誰に、どんな行動に共感し、嫌悪するか。
偽りきれないココロの奥に、きっと本音が見えるはず。