北へゆく、それは希望を求める旅路

なぜ自分の願いが叶わないのか考え続ける青年が、夢のお告げによって北へ旅する物語。

意外だったのは、願いは叶えられていたこと。
ただ、同時に相反する願いも叶えられていた。

そこからの青年の行動は、絶望と別の答えを探す新たな旅立ちを感じました。

作中、黄素馨という花が登場しますが、この花言葉は「恩恵と優美」

それも一つの皮肉を表しているのかもしれません。