太郎と、仲間達と、色褪せることのないお伽噺達。

桃から生まれた桃太郎──が、桃が嫌いなため名を太郎と改め、犬猿雉っぽい三人の人間の仲間達との友情と、一部愛情を育んでいった前作。
それから少しだけ時が流れ、再びあのメンバーが帰ってきました。
今回のお話は、それぞれの仲間がどこかで聞いたような物語っぽい体験をすることに。

犬こと白狼丸は、鶴を助けたところ美人さんが助けにきて嫁にしてくれと言われます。
猿こと飛助は、お地蔵さんに親切にしたところ、爺さん達がやってきて恩返しをしてもらうことに。
そして雉こと青衣のところには、雀という少女がやって来ます。

それぞれが有名お伽噺とコラボしながら、その一方で繰り広げられる、太郎をめぐってのBのL的な争い。
シリアスとコメディが融合した、上質なお伽噺のパロディとなっています。

その他のおすすめレビュー

無月兄さんの他のおすすめレビュー3,142