異国のお菓子に、毒。

「すみやかに長崎警備を補佐し、海防を厚くせよ」

江戸幕府200年において、外国との交易は幕府の独占のもと、長崎で行われていた。鎖国が解かれた今も、その重要性は変わらない。
しかし、その警護は長崎の隣にある佐賀と、福岡が一年ずつ交代していたのだが……。

「殿が、みずから長崎へおいでになる」

そして、その殿は若い後添えを迎えていた。
その奥女中の持参した菓子のなかに、毒が盛られたのだという。

一体誰の仕業なのか。
喜十郎と絵都の二人が、長崎へ切り込む!


 読者様による、「真犯人」「アフタヌーンティースタンド」「正気か!」の明らかに正気じゃないお題での時代劇続編!
 正直言って……すいませんでしたぁ!(アフタヌーンティースタンドを入れた真犯人)