概要
少年と少女たちの運命は、空を切って飛ぶ燕だけが知っている。
烏翠国の都にも、遅めの春がやってきた。
ラゴ族の姫君で今は王族の邸で暮らすレツィンは、
友人の敏や承徳とともに凧を揚げ、将来を占う。
すでに籠の鳥たる運命が決まっている彼女は、
大空を泳ぐ凧を見て何を思うのか――。
長編「翠浪の白馬、蒼穹の真珠」の外伝ですが、これだけでも独立して読むことは可能です。
ラゴ族の姫君で今は王族の邸で暮らすレツィンは、
友人の敏や承徳とともに凧を揚げ、将来を占う。
すでに籠の鳥たる運命が決まっている彼女は、
大空を泳ぐ凧を見て何を思うのか――。
長編「翠浪の白馬、蒼穹の真珠」の外伝ですが、これだけでも独立して読むことは可能です。