四人のメインキャラがきわ立っているので、キャラどうしの絡みがとてもおもしろいです!
また、折りにふれて出てくる、教会や、石畳の街の情景描写が、ロマンと情緒をくすぐられます。
主人公セラフィナは、修道女として閉鎖的な環境で育ったため、俗世間を知らず、通俗の言語も知りません。そのあどけないと言っていいほど純粋な心が、尊い!
その修道女が、政治的な理由から、騎士団のトップに抜擢されてしまいます。
セラフィナを補佐するのは、クセの強い三人の男たち。
補佐官フロレンスは、上品だが、実は剣豪。
第一団長イグナーツは、目つきと口が悪い肉体派。
第二団長ディナダンは、端正な美貌の、女好き。
フロレンスとイグナーツは、セラフィナが上に立つことにどうしても納得がいかない様子。セラフィナは、どのように荒くれ男たちをまとめていくのか!? また騎士団はどのようにセラフィナを受け入れてゆくのか!?
(……現在、33話まで拝読しましたが、今後も楽しみにしております!)
まずは迫力のあるプロローグを、ぜひ読んでみてください!!!
「招かれざる客」まで読んでのレビューです。
ひとこと紹介の通り、鍛えられたイケメン騎士団のリーダーに任命された聖女ちゃん(主人公)。
こんな籠の鳥の聖女に何が出来ると自他共に思いながら、王宮の命令で騎士団の長に!
まず、人物や情景描写が素晴らしく、表情や髪の毛一本一本分かるように丁重に描写されて、まるでキャラクターの息遣いが、すぐ目の前で感じられるようでした!
また、情景描写だけでなく、キャラクターがそれぞれ個性があり、イケメン達も癖が強く、ドタバタ劇が生き生きと描かれ、笑いも誘われました。
この個性豊かで癖の強いイケメン達の長にどうやってなるのか、そして主人公もどうやって成長していくのかが見どころ!
乙女物としては、高いクオリティーなので、オススメです!