文語を噛み締める

一読して目に飛び込むのは密度。短い助詞。形容詞も己が持つ漢字が強く主張します。それでありながら破れることなく端正。

評者は現代短歌を好む人間でありますが、かつて歌は文語で書かれたことを意識させられ、その美しさに頭を垂れます。