概要
東京メトロの構内で、鈍色の風を切り、私は電車の迫る線路へと飛び込んだ。
大学四年、冬。
全てに嫌気がさした私は、電車の差し迫る線路へとその身を投げて飛び込んだ。
しかし、今まさに電車がぶつかるというその瞬間、なぜか世界の動きはぴたりと時間を止めてしまう。
私と、それからもう一人。
同じく線路上へと飛び込んだ、見知らぬ青年だけを残して──。
____________
時間が止まった地下鉄のホーム内に取り残された、死に損ないの男女のお話。
別サイトに掲載していたものです。
©umekob.
全てに嫌気がさした私は、電車の差し迫る線路へとその身を投げて飛び込んだ。
しかし、今まさに電車がぶつかるというその瞬間、なぜか世界の動きはぴたりと時間を止めてしまう。
私と、それからもう一人。
同じく線路上へと飛び込んだ、見知らぬ青年だけを残して──。
____________
時間が止まった地下鉄のホーム内に取り残された、死に損ないの男女のお話。
別サイトに掲載していたものです。
©umekob.