信じられない

水川聖一

第1話

そよ風・・




冷たく冷えた風が、私の頬を奏でる・・




季節はめぐり・・




シーンは、あの夏に・・




記憶は、回想されてゆく・・




私の人生の大切な、思い出・・・






















ミーンミーンミーン




ミーンミーンミーン




真夏の福井県の団地の横の坂道で・・




彼の20メートル後ろをとぼとぼとこの坂道を着いて行く・・




彼は、私を許して呉れるだろうか?


 


団地の横、木々の木漏れ日の下で・・




絶対、彼は私を許すまい




10分後、彼が坂道の頂上に着いた・・




彼は、坂道の頂上に着いてサッと振り返り、私を見下ろし爽や




かな笑顔で私にこう言った。




「好きだよ!w」


 


私は、私は、今、涙が止まらない・・


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信じられない 水川聖一 @kfir

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