身に付けていたものが残すのは、そのものだけじゃなくその全ての時間かもしれません。会話はとても少ないのにだからこそか二人の関係を思い主人公の気持ちに深く入り込んでいく。
*狂った恋とハッピーエンドが好き♪ ・・・ ・お返し読み返し不要です。(お気を遣わずに) ・フォローは未読/読書中が主です。 ・完結作/近況ノートは非公開化す…
冷蔵庫の中に眼鏡。読み始める前は、その奇妙な取り合わせに首を傾げた。主人公の女性は、自分の心が空っぽだという。子どものころから、欲しいものほど手に入らなかったと。つきあっている男性の心でさ…続きを読む
確かに熱は在るのだろうけれど、束の間に沸いたように見えても、すぐに冷めてゆく。そんな低温域の胡乱な熱交換を描いた素晴らしい文学作品です。サーモグラスの硬質な縁取りを介して視たかったのは、実体の熱…続きを読む
染みました。愛情というかたちないもの、の代わりに、最後に主人公に彼に求めたのは、かたちあるもの。タイトルの「冷蔵庫」と「眼鏡」が象徴する物語内での比喩も切なくて、胸に迫るものがあります。小道具が…続きを読む
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