500文字ピッタリで描かれる、港と宇宙船の通信会話です。この文字数を少なく感じないほどに、過不足なく語られていて、その上、事あることにはっとさせられる描写があります。個人的な話ですが、この手の話はすごく好きです。
宇宙探査船と惑星の間で交わされる通信。言葉少ない会話は、遠いようでもきっと温かい。読む時間はおよそ一分ほど。けれど、たったそれだけでも宇宙がどれだけ広いのかを感じさせ、切なくさせる、素晴らしい掌編でした。
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