コメディとシリアスの間を乱高下するジェットコースターみたいな作品

読みやすい文章で展開されるテンポのいいコメディ、
そこに突如突き刺さるシリアスに心が揺さぶられまくります。
勢いのあるバトルシーンが明けて笑いある日常に戻っても、
常に秘密が漏れたり裏切られる危険が転がっていて不安にさせられます。
だからこそ主人公を応援したくてたまらなくなりますし、
次のページを読み進める手が止まらないのです。
好ましい相手ほど殺める価値があるというストーリーの個性が、
誰が敵になり誰が死ぬかわからないスリルを生む素晴らしい作品だと思います。
初めて書籍を買って夢中で読みふけり1週間経たずに追いついてしまいました。
続きが待ち遠しくてたまりませんが、リアルタイムで追うのもまた一興と思い
いつか素晴らしい結末を拝めることを楽しみに応援しております。