ホラーが読めない(怖い)人にホラーを薦める時の三箇条を教えよう……

ひとつ。物語が完結していること。
これは『完結』の体裁を保っているという意味ではなく、完全な起承転結を描き切っていると言うことである。

何故なら、物語が完結していないと『ホラー』は描かれていない可能性で読者を怖さに陥れるからだ。

ふたつ。対処法を書くこと。
もしも読者が読んだ心霊体験、恐怖体験に遭遇した時、その対処法を知っておかなければひどいめにあう。こわいめにあう。

読んだ後、得体の知れないものの存在を知った読者のために対処法を書くことは絶対必要だ。

みっつ。描かれたホラーが読者とは関係のない乖離した存在だと明示すること。
恐いものを読んだ、見た、知った後に『安心感』を得る方法。
それは、これが自分とは関係のないものだと思うことだ。

そうすることにより読者の日常が恐怖に貶められることはなくなるからだ。

だが、この物語はその三箇条を満たしていない。
安心して恐怖に沈むといい。

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