セーラームーン的にとびきりクールなガールズSF群像劇

世界戦争後の日本「コロニーJ」にある国立ジャパン学園に集められた少女たち。

桔梗、夏芽、木蓮、朝顔、牡丹。

彼女たちは、特殊能力を活かして謎の敵と戦いながら、皆、過去や苦悩とも戦っていた。

それぞれの成長、絡み合うストーリー。
章ごとに主人公を変えながら描くSF群像劇は、すこし荒廃的な世界観ともマッチしていてよかったです。余韻を残したエンディングに着地するのも良かった。

なによりも、どのキャラクターもそれぞれに一本筋が通っていて、愛すべき存在だと感じました。百合SFっていうか、セーラームーン的なクールさを感じましたね。