日本神話の神様と言えば、まず思い付くのは拗ねて天岩戸に立て籠ったアマテラスオオミカミでしょうか?
勿論のこと、ご出演されております。
ただし、今度は弟に拗らせておりますが……(^_^;)
その弟のスサノオノミコトと、彼に退治されたはずのヤマタノオロチ。
揃ってご出演されておりますよ。
今作品では、何故か親友だったりしますが。(^ω^)
そして、あの桃太郎伝説。
桃太郎、鬼ともにご出演、今作品でも戦っております。
けれど、この作品の鬼はすげぇいい奴です。d(⌒ー⌒)!
一見すると、てんやわんやになりそうな設定ですが、そこに鬼と同じの紅い瞳の少年が加わることで、物語はすっきり一本の筋道を通って動きだします。
ともすれば、日本神話には書かれていない行間を読みとり、新たに登場人物の背景を練り上げた作者さまの物語のほうが説得力があって面白いほど!
物語はまだまだ佳境、とうとう少年が背負った謎が語られるところです。(第69話読了現在)
今からでも遅くありません。是非、御一読ください!( ̄- ̄)ゞ
瞳が紅い者は鬼。鬼は敵、でも本当は優しい鬼もいる。
鬼を悪と決めつけ個を見ないそんな理不尽な理由で命を狙われる阿曽。
記憶のない彼は偶然助けてくれた日本神話に出てくる登場人物の名を持つものたちと共に阿曽自身が何者なのかを探し求める。
細やかな戦闘描写も魅力なんですが、戦いの合間や終わった後に互いを思いやるその姿に心打たれます。
阿曽を鬼として命を狙うのは桃太郎!
このいつも知る視点と反対から見てるような斬新さを、出てくる登場人物の名前が天照(あまてらす)や須佐男(すさのお)など日本神話をベースなので親しみやすさを読んでいて感じました。
設定の面白さもさることながら一番は人の優しさ、強さに触れることが出来るそんな魅力溢れる作品です。
是非読んでみてください!
少年は、気づいた時から、森の中で独りで暮らしていた。それまでの記憶を持たないまま……。
ある日、少年を殺さんとする少女に襲われた。少年が狙われた真意とは……?
そして、偶然通りがかった者たちに助けられる。少年が見たその者たちとは……?
次第に明かされていく、鬼の存在、神との関係、人の世界の理。少年は、それらに翻弄されながらも、自らの進むべき道を見つけていく。
高天原、黄泉の国、そして、人々の常世、それぞれの世界をめぐる少年の冒険が、ここから始まる。
ここまでの、この物語のおもしろい……を、皆さまに!
これからの、この物語の続きの期待……を、作家さまに!
応援の意味を込めて、レビューを認めてみた。読んでほしいと思える物語のひとつである……。