少年の紅い瞳はどんな世界を映すのだろう

瞳が紅い者は鬼。鬼は敵、でも本当は優しい鬼もいる。
鬼を悪と決めつけ個を見ないそんな理不尽な理由で命を狙われる阿曽。
記憶のない彼は偶然助けてくれた日本神話に出てくる登場人物の名を持つものたちと共に阿曽自身が何者なのかを探し求める。

細やかな戦闘描写も魅力なんですが、戦いの合間や終わった後に互いを思いやるその姿に心打たれます。

阿曽を鬼として命を狙うのは桃太郎!
このいつも知る視点と反対から見てるような斬新さを、出てくる登場人物の名前が天照(あまてらす)や須佐男(すさのお)など日本神話をベースなので親しみやすさを読んでいて感じました。

設定の面白さもさることながら一番は人の優しさ、強さに触れることが出来るそんな魅力溢れる作品です。
是非読んでみてください!

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