魔法時代の草創期～呪われた巫女の運命研究室～

【ネタバレ注意】内戦の最中にあるヴィーラント王国。運命の女神サングリーズに仕える巫女エイルは、容姿端麗だが戦いで傷ついた敵方の騎士スヴェンによって神殿から強奪される。エイルはかつて前線に向かう兵士を祝福したが、その兵士は戦地で無類の強さを示した後暴走、狂戦士となった後死亡する。エイルは兵士たちに呪いを掛けた罪で投獄されるが、そこで女神サングリーズが現れてエイルに自分たちの運命を自分たちで決めるように差し向ける。側仕えのファティナはエイルに問う「この牢から出たいか？」エイルは「私はここ以外で生きるすべを、持たないから無理」と答える。
数か月後、ファティナの手引きにより左腕だけ重武装の騎士スヴェン率いる間者たちが神殿を強襲し、エイルを強奪する。スヴェンが仕える弟王レオンはスヴェンがレオンと異母兄…続きを読む