前編の引きが秀逸ですね。簡潔なセンテンスでハッとさせられるのは、まさしく短編の醍醐味だと思います。後編の切ない終わり方にも余韻を感じ、とてもよかったです。
前後半2話で構成される短編。前篇最後のドンデン返しに驚かされて、後編ちょっと切ない気持ちになります。幸せになれればいいんだけど。気持ちはすごく分かるのですが、個人的には違う方向に転べばいいのになと思いました。それは嗜好性の問題なので、それはそれとして、作品としては面白かったです。