憎悪の連鎖が、恐怖の連鎖を生んでいく。

 出版社に勤める主人公は、同僚からある小説についての奇妙な話を聞かされる。その小説は素人が書いたものだったが、ネットなどで話題となり、主人公も読んでいた。主人公の感想としては、つまらない内容だった。
  では、何故そんな素人が書いたつまらない作品が、バズったのか? それは、その小説を読んだ者は死ぬ、という都市伝説があったからだ。怖いものみたさが、人々の中で蔓延していた。最近は落ち着いているが、この小説は今になって再び注目を集めるようになる。何故なら、その小説の作者が殺されたからだ。
 どうやら犯人は、小説の都市伝説を信じた男だったらしいのだが――。

 この奇妙なつながり。その真の黒幕とは?
 
 是非、御一読下さい。