その炎は温かい

自分の名前を入れた提灯をぶら下げるお祭り。
提灯が風にあおられたり人とぶつかったりして燃えてしまうと、そこの村を出て行くことになるという言い伝えがある。実際にその村に残っている人々の名は燃えず、ずっと提灯がぶら下げられたまま。
——この言い伝え、設定が面白いと思いました。
そしてそこから発生した物語は、独特でいて、しかしながらすべての行動に納得が行くものでした。

とても心が温かくなりました。