あとがき

シリーズを書き終えて。。。

 まずは、お茶くみ係を読んで下さった全ての方に感謝を。

 本当に本当に、ありがとうございました!!



 さて。

 続編は特になのですが、当初予定していたお話を大幅に増やしたり、元々掲載するはずだったお話を持ってきたりと。

 もうここまでやるなら徹底的に、全ての設定を出し切ろうの精神で書いておりました(笑)


 なので実際には、無印の方でネタばらしすべきものを続編に持ってきてしまっていたりするのです。

 そのせいでだいぶモヤモヤした思いをさせてしまった部分もあったなぁと、今更ながらに反省しております。

 続編で詳細が語られる、なんて。誰も思いませんもんね…。


 もう少し読んで下さる方にとって、フラストレーションがたまらないような書き方をすべきだったよなぁ、と。

 特にお城からカリーナが追い出されてしまうあたりは、もっと不自然に見えるように書くべきだったな、と思いました。

 このあたり、一人称で上手く書ける人は本当に凄いですよね。

 私の場合は、どうしてもその視点だけだと偏りが出てしまうので。他視点が混ざらないと、分からないままになってしまうんですよね。


 そしてさらに困ったことに、英雄も魔女も血筋も全て、設定としては最初からあったということが拍車をかけていました。

 特に無印の殿下の最初の頃のセリフなんて、カリーナが血の奇跡であること以外にも何かあるのではないかと示唆しているのに。それが明かされるのは続編という。

 これ物凄く不親切だったよなぁ、と。

 しかも本当は明かさずに終わろうかと思っていたので、謎は謎のままという形で進めていたのです。


 ですが、想像していたよりもずっとたくさんの方に読んでいただけて。

 特に毎回更新するたびに応援ボタンを押して下さった方のお名前は、毎回本当にありがたくて覚えてしまうくらいだったのに。

 なのに私は何も返せるものが無いと思い至った時に、おまけ程度ではなく続編を作ろうと。そう思いました。

 そして折角なら、裏設定全てを書き切ってしまおう、と。

 そうして続編は、ちょっとほのぼのから外れてしまうお話も出来てしまったのですが(汗)


 ただ二人の子供を出せたのは、良かったと思っています。

 ちなみに名前ですが、彼らにももちろん意味を持たせています。



 フェーリクスは、祝福され・幸運や成功・運命・富に恵まれた男。


 イレーネは、平和。


 そして陛下の息子であるアルヴィーノは、白・正しい気高さ、です。


 ついでにですが陛下の愛馬のティツィアーノは、名誉となるもの・尊敬・敬意・光栄・名誉・審議・自尊心・道義心。


 殿下の愛馬であるフェデリーゴは、平和を運ぶ者。


 陛下の愛馬だけ、名前に意味がありすぎるのが面白いところです(笑)



 ボツにしたお話もありましたが、設定的にはほぼほぼ書ききってしまったので。

 ここで語ることが、名前くらいしか思いつきませんでした。

 あとは反省を次回に活かしたいな、と。

 そのあたりでしょうか。


 最終回を書き終わったのは実はかなり前だったので、書き終わったという達成感はもうずっと前にあったのですが。

 実際にこの日が来ると、なんだか感慨深いものがあるなぁと思っています。

 特にこちらでの掲載は後追いの形ですので、本当に最後になるので。


 彼らのお話は、ここで終わりますが。

 もしかしたらまた書きたくなったら、帰ってくるかもしれません。

 今のところ、予定はありませんが(^^;)



 最後になりますが。本日2022/1/16現在で、

 無印の方をフォローして下さった231名の方。★を下さった48名の方。レビューを下さった2名の方。

 そして続編に評価をフォローして下さった136名の方。★を下さった19名の方。レビューを下さった1名の方。

 何より長い長い期間お付き合いいただき、さらには最後まで読んで下さった方。

 続編まで全て合わせて、160話という長い作品を読んで下さった全ての方に。



 本当に本当に、ありがとうございました!!



 もしもどこかで彼らに会うことがありましたら、その時はまたよろしくお願いいたしますm(_ _)m




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

続・王弟殿下のお茶くみ係 ~王弟妃は新レシピの考案に忙しいのです!~ 朝姫 夢 @asaki_yumemishi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ