Fairies sandwiches～妖精サンドの日常～

ステイホームが推奨され人が外に出なくなった影響は大きく、『Fairies sandwiches－妖精のサンドイッチ』と呼ばれる小さな町のサンドイッチ屋さんも例外ではなかった。

かつての賑わいもなく今やお店の売り上げを支えるのは食品宅配サービス。
ほんの少し前のことなのに大きく変わってしまったかつてを懐かしみつつも自分達の出来ることを精一杯して、気持ちを伝える工夫をする姿が描かれています。

どんな環境に置かれても負けない、人のたくましさ、強さと優しさを感じられる作品です。

　全世界規模で蔓延する新型感染症。その影響は、人々の動きに影響を及ぼしていた。

　ここは、オレンジ色の旗が風に揺れる、とある街角、そこに店を開く、小さな町のサンドイッチ店。
　このお店も、例外ではなくて……。来店されるお客さまは減り、配達の注文は増えていた。

　そんなたいへんなご時世でも、このお店で働く人たちは、それぞれの想いを胸に秘め、がんばっているのです。それは、お家時間を楽しめるサンドイッチを新しく作り出すことだったり、いつもお店を綺麗にしておくこと。そして、少ないお客様であっても笑顔で接客をすること。

　この日常の物語からは、優しくて暖かい雰囲気が漂ってくるようです。お店で働く…続きを読む