ぐいぐい引き込まれて、若殿の心境の変化にすっかり感情移入。旅の僧のお言葉にはっとしては、反省をし。一話一話、しっかり展開していて、一気に読んでしまいました。そのあとに続く満足感もしみじみ。若様の…続きを読む
家臣の謀反で城を追い出され、こじき同然の暮らしを強いられ、精神的にもどん底に落ちる若殿。そんな彼は、行き倒れの坊主を助けたことで、武士として戦うことを知り奮起することになるが……。若殿を導く坊主の…続きを読む
歴史に関する著者の造詣の深さが伺える、優れた短編です。家臣により城を乗っ取られた若殿が物乞いをしながら寒空の下を放浪。そして謎の僧との出会い……。正統派貴種流離譚を思わせるストーリーとミステリアス…続きを読む
怒涛のごとき息も継がせぬ筆運びが、歴史好き読者の度肝を圧倒的に抜いた、あの快作『河越夜戦 〜相模の獅子・北条新九郎氏康は、今川・武田連合軍と関東諸侯同盟軍八万に、いかに立ち向かったのか〜』の非凡な才…続きを読む
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