ニートが引きこもりながら怪異と戦う話

ニートで引きこもりの生方経太は少ない社会との接点であるコンビニの宅配サービスから「幽霊を見た」という奇妙な噂を聞く。やがて失踪事件が起こり、警察の捜査が始まる。現れたのは警察だけでなく、国土交通省URAサービスの伏木初見と名乗る役人だった。
経太は自分に気遣ってくれていた親戚のキクさんの死をきっかけに、過去を乗り越えて、事件の真相に迫ろうとするが……。

引きこもりとなった経太が世間を恐れる様子や、そのきっかけとなった事件が丁寧に描写されており、生々しくも共感できる。
第一章までで連載が完結となっているのが寂しい。できることならば、これからも引きこもりながらも活躍する主人公の姿を見てみたい作品だ。

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