第6話

第6 模擬戦後半


このままでは…刻まれて殺されるか…潰されて死ぬ…

アルカさんの錬成は、僕の命を狙いに来てる…

やべぇ


「どうしたんですか?本番ですよねぇ!」


アルカさん…性格変わってね?


鹿だけならどうにかなる…あの狼触れたら終わる


どうしよう…


『お前も錬成してみろよ?』


どうやるのさ!霊力の使い方は、まだ分からないんだから!


『へー修行だろ!俺様が教えてやる訳には、いかないなぁ!まぁ頑張れや!』


他人事みたいに…確かに修行か…

アルカさんは、どうやって錬成していた?思い出せ…


アルカside


どうゆう事です…時夜君は、私の木の根の動きを読んで行動してました…


それに、私の錬成した霊獣の攻撃も紙一重ではありますが避けてます…


それよりも…後ろを取られ、これまで本気ではなかったような言い回し…ムカつきます。


私ですら霊力の動きを読むのは、半年はかかったのに…あんなにすぐ読めるようになるなんて…


少し調子に乗せすぎたぽいですね…ぶっ飛ばしてやります!


時夜side


霊力の放出ってどうやるんだ?


『簡単だぞ?霊力は、電力で錬成は電灯みたいなもんだな!そんな感じだ…電力だけでは、意味の無いそこにあるだけの存在だが錬成は、あるだけの存在に意味を与える。そんな感じのものかな?』


なるほどわからん!

やって見たらわかるか!


『もうひとつヒントをやる…使う家電をイメージしろそうすればわかる!』


使う家電のイメージ…そうか!


僕の中の霊力を体の一部に集めた…そして…


狼を蹴り消滅させた。やっぱそうか…一定上の霊力を込めた攻撃なら…消滅させることが可能なのか…


「え?なんで消滅したの…?」


アルカさんは、何が起こったかわかっていないようだった…


『正解!俺の特性は、身体的強化、そして、霊力、魔力の無効化だ…お前は、目を強化し、霊力の流れを見ることが出来た…そして無効化させるための条件!それは、相手の霊力に一定上の霊力をのせた攻撃、それが霊力の無効化の条件だ!わかったか?』


なるほど…

それならもっと早く教えてよ…ルシファー


「アルカさん…降参しますか?」


「いや…まだ負けてない…」


「錬成・風狼」 「錬成・風狼」 「錬成・風狼」


アルカさんは、3匹の狼を作り出した…やば…


「霊力は、尽きましたが…これならどうですか!」


あ、死ぬ…どうしようかな?


ーーーーーーーー

ザザザ


{思い出せ…思い出せ…俺の名は……だ…}






ーーーーーーーーーーーーーー




気が付くと…

アルカさんの霊獣は、全て消滅していた…


「嘘…どうやって…?」


「え?あれ?なんで?」


そうして、僕とアルカさんの模擬戦は、引き分けで幕を閉じた…




 ーーーーーーーーーーーー


「うふふふふ…もうすぐ貴方に、会えるわ…時夜」


「……」

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元精霊で悪魔さんとの最強までの道 くうき @taisei821

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