第4話 チーム戦

第4 チーム戦


俺は、さっきネロが言いかけた事が気になっていた…『私は黒のために』って一体どうゆう…優希も元気がないように、思うし…


「黒木くん!聞いてますか?」

「え?あ、すみません聞いてなかったです。」

「もぉ!ちゃんと聞いていてください!」


ミリス先生に、話しかけられていた…全く気付かなかった。申し訳ない。


「黒木くんのために、もう一度説明します!

今日の、模擬戦の時間は、チームを組んで戦ってください!チームとは、戦士達で構成された集団です!1人では勝てなくても集団で、カバーしながら戦います!そして、多くの戦士はチームに入っています!その理由としては、生存確率が上がり討伐もしやすくなります!チームと言っても、即興チームや、登録型チームのふたつがあります。即興チームは、現場で作られるチームです。そして、登録型チームは、戦士協会に申請をしている者たちです。そして、登録型チームには、戦士ランクA以上でないと入れません。なのでいずれランクを、あげた際は、どのチームに入るか一生懸命に考えて下さい!」


少し怒りながら、説明してくれた。申し訳ないな…


「先生は、ランクどのくらいですか?」

「私のランクは、Aです!!凄いでしょ!」


ミリス先生は、おおいに自慢していた…


「先生…模擬戦のルールを、説明してません!」

「え?あ、すみません!ルールは、簡単です。1チーム3人構成で、私のスピリットで作り出した。獣をチームワークで討伐して下さい!」

「え?先生スピリットウェポン持ってるの!?」


と驚愕の新事実が暴露された…持ってたんだぁ…


「凄いでしょ!エッヘン!」


と、ルールの説明をし忘れた時とは、違い再び自信を、取り戻し自慢していた…そして、自慢していた…

ミリス先生は、ピアスに手を当てて


「描きます!桃獣とうじゅう


そう唱えると、ピンクの筆が現れた!


「私のスピリットは、筆型と言う、形状も能力も面白いです!紙に描いた、生き物を召喚して使役します!なので、殺さないように、命令しておきますが、怪我はするので注意して下さい!それでは!」


「写絵・黒狼」《うつしえ・こくろう》


そうして、20匹程の黒い狼を、出した…あの短時間で描いたの?


「皆さん、1チーム20匹ですからね!頑張って下さい!」


その後、他のチームは、ボコボコにされ、どのチームも討伐出来なかった…

そして、次は俺たちの番である…俺たちのチームは、優希、シンジ、俺である。ちなみに俺はスピリットを使う事を禁止されてるので、アナザーウェポンを使うしかない…やはりリーダーを決めておかなければ…


「リーダーを決めておきたいんだけど…」


と俺が言うと、シンジが…


「そうですね…やはりリーダーは宙さんですかね!」


と言われたが俺は…


「俺は…優希が適任だと思う」


と言うと、優希は驚き、シンジは、ハッとした様子で納得していた。


「私?なんで!?」

「あ〜なるほどっす!」

「それは、簡単な話お前が周りをよく見れているから瞬時に判断ができるだろ?」

「私が周りを見てる?」

「おう、お前クラス委員仕事完璧にこなしてるし、クラスの状態の把握とか良くしてるじゃん!いつも、誰かがいう前に動いてるだろ?」

「そうかな…私動けてるかな?」

「おう!」


すると優希は、クスッと笑い


「わかった!任せて!」


優希もネロと会ってから少し元気が無かったから…よかった…


「模擬戦開始!」


俺は1人で棒立ちをしていると…三びきの黒狼が来た…

黒狼達は、俺ひとりを襲ってきた…なんとまぁ…

簡単な…俺は先頭を走ってる黒狼に向けて、

黒刀の斬撃を飛ばした。

その斬撃を、二振りし飛ばした。

一振目は足下を狙い…二振り目は頭を狙った。

1匹討伐し、そして2匹目を抜刀術で倒した。

3体目は、逃がした…


「優希…ごめん逃がしたけど、これでいいの?」

「いいよ、宙次は、山田の所に行ってくれる?」

「わかった!」


俺は、シンジの元に走り、シンジは、黒狼6匹に囲まれていた…が、白刀でバリアを作り出し自分を、囲っていた。

そこに俺は、三振りの斬撃を飛ばした。

黒狼を、シンジから離した…


「シンジ!大丈夫か?」

「宙さん!大丈夫ッスそっちは良いんですか?」

「余裕だ!変われ!」


俺とシンジの白刀黒刀を持ち替えた…

そして、抜刀術で3匹切り倒した…やっぱり白刀は、使いやついなぁ抜刀術、タメの時間バリアをはれる…本当にやりやすい

シンジの方を見ると、俺に使った時のような、斬撃の連打をくりだしていた…流石だなぁ!見た感じ五体…倒してるね…合計10体、残り10…

見た感じここには五体…残りはどこだ?


「宙、残りは上だよ!」


俺は、顔をあげると!銃弾で五体撃ち抜かれていた?


「優希、いつからそこにいたの?」

「宙が来る前からな〜どう私の銃の腕前」

「凄いよ!流石だね!」


本当に、凄い銃弾は、身体能力強化されさらに五感を強化されている相手に当てにくいのに…


「ありがとう!さぁて残りは、3人で倒そうか!」

「おう!」「分かりましたぁ!」


気合いを入れた時


黒い光が見えた。そして、金色のモヤをまとった人間?が現れた…


「面白ソウ事シテル…混ゼロ人間!」

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