付録
【2022年11月18日・今度ばかりは森喜朗の失言で間違いない】
本作のタイトルにはズバリ『森喜朗』の名が入っている。ここまであからさまにタイトルにこの名が入っている以上、どうしても触れておかねばならない〝案件〟が起きてしまった。
筆者本人は『安倍晋三』もそうであるように政治家の個人的ファンなどはやらない。
あくまで〝個別の発言・案件〟について、支持・不支持があるのみだ。
例えば森喜朗について、オリンピック組織委員会会長としての発言については、個人的にはむしろ攻撃側に不快なものを感じたし、森喜朗の超有名発言『日本は天皇を中心とした神の国』については、「実際文化的に日本という国を説明するとそうなる」としか思えず、この発言に怒っていた人間達の方が理解不能であった。マスコミ連中はそのほとんどが文系出身の筈なのに「文系的教養が無いのでは?」とさえ思えた。
だが今回ばかりは森喜朗は決定的な失言をやらかした。本作においては『森喜朗、さすがに何十年も政治家をやっていたのは伊達ではない。何も考えずに喋っていそうで実はことばの使い方を間違えていないのである。』と書いたが、〝ことばの使い方〟は無意識レベルで間違えなくとも、主張そのものが根本的にイカれてしまったのでは、もはや元も子もない。
時は2022年(令和4年)11月18日夜、場所は東京都内、鈴木宗男衆議院議員のパーティーでの挨拶でやらかした。
森喜朗はその場でこんな発言をしている。ロシアのウクライナ侵略に対する論評である。それをそのままここに紹介しておきたい。
「ロシアのプーチン大統領だけが批判され、ゼレンスキー氏(もちろんウクライナ大統領・引用者註)は全く何も叱られないのは、どういうことか。ゼレンスキー氏は、多くのウクライナの人たちを苦しめている」by森喜朗
「日本のマスコミは一方に偏る。西側の報道に動かされてしまっている。欧州や米国の報道のみを使っている感じがしてならない」by森喜朗
「戦争には勝ちか、負けかのどちらかがある。このままやっていけば(ロシアが)核を使うことになるかもしれない。プーチン氏にもメンツがある」by森喜朗
挙げ句の果てには自国の首相(岸田文雄)に対し、
「米国一辺倒になってしまった」と言い放つ始末。
ここまで来るともはや看過できない。元首相が現役の首相に対し、明らかに間違っている方向性の政策を採るよう働きかける主張をおっぱじめているのだから!
極めてハッキリと言わねばならないが、自民党政権の元首相は遂に侵略国の側についた。
自民党政権の元首相・安倍晋三は韓国という外国発祥の反日カルト宗教(https://kakuyomu.jp/works/16817330649180371601/episodes/16817330649180404149参照)にビデオメッセージを送ってしまうほど昵懇だったし、今度は森喜朗。保守や右派を名乗る者がそう自称しているに過ぎない事が益々明白となってしまった。
ではこうした保守・右派を自称する勢力・自民党を攻撃する側の連中がどれほど正義かというと、今度はマスコミ連中などときたら平然と中華人民共和国の肩を持ったりする。むろん中国の肩を持つという意味で経済界の、特に力を持った連中の中に少なからずそうした者どもがいたりするのも見逃せない。
本当に日本の支配層はろくなものがいない。こいつらは日本国に間違った方向性を指し示し、その間違った方向性でもって日本国民もろとも地獄送りにしかねない危険な支配層だ。
『民主主義』、そして『国際法』という大義名分を自ら放棄して正義の側には立てないという基本すら解らない者は、自ら支配層という地位を自主返納すべきだ。ちょうど高齢者の運転免許のように。それが他人に迷惑をかけない〝道〟というものである。
令和4年(2022年)11月23日追記
『東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長 森喜朗の首を獲れ!』と熱狂している奴らは正義だろうか? 齋藤 龍彦 @TTT-SSS
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