【女性の人権とウイグル人の人権】
〝オリンピックと人権〟の問題がだんだんとハードモードになってきた。
アメリカ合衆国国務省報道官が『ウイグル人ジェノサイド(大量虐殺)問題』を提起、2022北京冬期オリンピックボイコットを示唆した。
(https://www.sankei.com/world/news/210407/wor2104070005-n1.html参照)
オリンピックで国威発揚のその裏で特定民族を大量虐殺する。
ナチスドイツでさえ1936年のベルリンオリンピック時にはまだユダヤ人大量虐殺を始めてはいない。オリンピック開催と大量虐殺を同時進行するとはナチスドイツを上回る悪逆非道な国家である。
オリンピックが虐殺国家の宣伝に使われるのなら、オリンピックというスポーツイベントの存在意義そのものが問われる。
さて、森喜朗発言を『女性に対する人権侵害だ!』と叫び攻撃した連中は『ウイグル人に対する人権侵害』に対しても同じ熱量で攻撃を加えなければならないという理屈は解るだろう。
国内外問わず意識高い系のオリンピックアスリート達が森喜朗を『女性の人権を蔑ろにした!』と熱狂し攻撃していた。同じオリンピック絡みの人権だ。同じ熱量で中華人民共和国に対しても森喜朗に対してしたように攻撃すべし。ぜひとも外部から見えるよう同じ感じでSNSでやってくれ。これはオリンピックと人権の問題だ。
これは国内外の全てのテレビ・新聞などのマスコミにも言えるのは言うまでもない。
『森喜朗が女性の人権を否定した! 森を許すな!』
この熱狂と同じ熱狂を求めている。
『中華人民共和国のがウイグル人の人権を否定した! 中国を許すな!』
森喜朗攻撃に加わった全ての者はあの熱狂で中華人民共和国を叩け。
なにしろ森喜朗発言を擁護しているようなこの俺でさえ中華人民共和国をこうして非難している。森喜朗攻撃に狂奔した連中が同じように振る舞わない理由は無い。
この世界にダブルスタンダードやら二重基準なる価値観は存在しない。
シングルスタンダードと単一基準だけが存在する。ひとたび〝人権〟という刃を振るい森喜朗の首を斬ったからには中華人民共和国とも同じ熱量で戦え。
言っておくが中華人民共和国はウイグル人女性に対し強制不妊手術を行っているという指摘もある。(https://www.sankei.com/world/news/210405/wor2104050022-n1.html参照)
これは森喜朗攻撃者が錦の御旗とした女性の人権問題でもあるのだ。
中華人民共和国はウイグル人ジェノサイド問題について「今世紀最大の嘘」だとか抜かしているが(https://www.sankei.com/world/news/210320/wor2103200016-n1.html参照)、いわゆる『南京大虐殺』は、当時南京市に欧米メディアの記者が滞在できて自由に記事を書けたのに、後に『虐殺があった』ことになった。
一方で新疆ウイグル自治区では欧米メディアは立ち入り禁止だ。自由な取材などできない。どうしてこれで虐殺が無いことになっている?
完全におかしいだろ。
ぜひとも欧米メディア、特にアメリカのテレビ局NBCは新疆ウイグル自治区で取材を敢行すべきだ。中国に拒否されたのならお家芸を発動しろ。
IOCに圧力をかけりゃあ北京冬期オリンピックは潰せるんだろう? 潰せよ人権のために。
果たしてこんな国でオリンピックを開催することが五輪憲章とやらに合致するのか、ジェノサイド国家でのオリンピックで視聴率稼ぎすることが正義だと言えるのか、それくらの主張はあって当然だ。
なにより人権問題を重視するアメリカのテレビ局NBCが森喜朗に対して言ったような熱量で中国を攻撃できない理屈は存在しない!
女性の人権、人権、森を許すな! とあれほど熱狂したからにはウイグル人の人権を同じように扱えない道理は無い。
森喜朗に熱狂した奴らは中華人民共和国に立ち向かえ! ウイグル人をジェノサイドしている国家でオリンピックが行われようとしているぞ!
ここでこのエッセイはタイトルに回帰する。
『東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長 森喜朗の首を獲れ!』と熱狂している奴らは正義だろうか?
(おわり)
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