油絵を通して交流する二人。テンポ良く爽やかな会話。その内面には切ないすれ違い。読後は、創作に真摯に向き合いたくなる作品です。
葛(かずら)と申します。 読みやすい文体を目指して、現代ファンタジーを中心に、恋愛要素や時にはホラーもあるような小説を書いております。 楽しんで頂けたら嬉し…
このお話を最後まで拝見して、まず頭に思い浮かんだのは、芸術鑑賞には付き物の『解釈』と言う言葉でした。 絵画に限らず、そこに形象されたものに、人が抱く気持ちや考えることは、千差万別です。そしてそ…続きを読む
僕は油絵を描くのが好きだ。第1話は男性視点。浅見さんはドアを閉めて出て行った。毎日毎日毎日毎日、定刻になると彼女はやって来る。第2は女性視点。でも私は自分が油絵の心得がある事は隠した。それ…続きを読む
放課後の美術室。油絵を描く男子生徒と、彼に会いに来る女子生徒。台詞だけなら、二人とも明るい性格のように思える。けれど、それぞれの気持ちを書いた地の文が、二人の発する明るい台詞とは裏腹の、暗い内面の…続きを読む
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