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概要
苦手な社交の場に、アンネが赴く理由はただ1つ。
“青薔薇姫”。彼女を飾る美しい青のドレスに、アンネ・ラウルは恋をしていた。仕立て人に直接賛辞を伝えたいと思う日々の中で、偶然“青薔薇姫”のドレスを仕立てたのは人嫌いな彫刻”こと、ユーリ・アルヴェーン卿だと知る。
王国軍の上層部で指揮を振るう無骨な軍人が、あの繊細な刺繍を施したのかもしれない。ドレスに恋をしたこの衝動を、彼に伝えられたならば、それはなんて素敵なことなのだろうと夢想し、──その機会は案外早く訪れた。
王国軍の上層部で指揮を振るう無骨な軍人が、あの繊細な刺繍を施したのかもしれない。ドレスに恋をしたこの衝動を、彼に伝えられたならば、それはなんて素敵なことなのだろうと夢想し、──その機会は案外早く訪れた。
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