概要
嶋と志麻、ある夏の日の話
横峯嶋と縦馬志麻は友人同士。ある日、志麻がある噂を聞いてきた。なんでも、北山で願いが叶うとか叶わないとか、変な噂話があるのだと。
「探検しようと思うんだよね。一緒行かない?」
これは似ているようで似ていない二人の、日常の話。
(コンテスト参加作品です。)
「探検しようと思うんだよね。一緒行かない?」
これは似ているようで似ていない二人の、日常の話。
(コンテスト参加作品です。)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!甘酸っぱい
とにかく、甘酸っぱい。
作者さんは「夏の日に飲む甘いサイダーをイメージした」とのことですが、読後感に感じる爽快感はまさにそれだな、と思いました。
作中の二人(嶋くんと志麻ちゃん)のような青春は送ってはいないのですが、学生時代こっそり買い食いした思い出や、突発的な思いつきで友人といつもとは違う道を通って帰ってみたりした記憶が読んでいるうちに蘇ってきて、とても懐かしい気持ちになりました。
「なんでもない思い出だけど、いま思い返してみれば大切な青春の一部だったよなあ」、と郷愁を感じさせてくれる作品です。
あとこれは余談ですし、完全に私個人の感想なのですが、作中に出てくる駄菓子のチョイスが良いなと…続きを読む