概要
若くて可愛くて特別に美しい女の子に、手に入れられないものなんかないのだ
お部屋に顔の良い女が来て焼け野が原がひとつ出来る話。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!きっとなんてことのない情景を、しかし鮮やかに色づかせるもの
顔の良い女を自分の部屋に招き、一緒にご飯を食べる女子大学生のお話。
百合です。百合以外になにもない、とまではさすがに言わないにしても、あらゆる細やかな要素すべてが、大きな百合の流れに収斂されていくような作品。もっと端的に言ってしまうのであれば、「きっとすべてが顔の良い女のために創造された世界」の物語。手ずから作ったえびフライはもちろん、遥か遠い空の色さえも。
この感覚、「顔の良い女が万物の上位に奉じられている感覚そのもの」がもう最高でした。この辺、読めば本当に肌で感じられるはず。描かれているのはごく短い、それもなんてことのない会食とその準備の風景でしかないのですけれど、そのひとつひとつ…続きを読む