これぞ不条理! 足の指が五本なら……指の間は……え、五個!?

始まりは、スパで何気なく湯に浸かりながら、
足の指をマッサージしていた時だった。

一本一本両手で指を揉む。

何かがおかしい。


足の「隙間」が五個ある……。


あれあれ計算が合わない。それだと、自分の足が六本あることになってしまう。
慌てて水面をみる。
足の指は五本。


落ち着いて、また「隙間」を数える……
やはり「隙間」が五個ある


只事ではないと感じた主人公は病院に行くことにするが、まず何科に行けばいいかわからない!

心療内科に行くが、医者から匙を投げられてしまい、行き着いた場所は広告で見つけた百万で治してくれる施設だった!
そこで、主人公は少女に「死」を告げられる……。



なんでしょうね……田中誠ですとか、三木聡監督作品がお好きな方は絶対ハマりますね。


これが王道な、「不条理」であり、その見本たる。と思います。


読みやすく、一万字越えの文章が苦ではありませんでした。


お勧めいたします!! ご一読を!











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