概要
この世界を救うつもりなんてないけれど100円玉が収まりたがって
レジに、おにぎりとお茶のペットボトルを置き、尻ポケットから財布を取り出す。
「あと、33番ひとつ」
「合計、900円になります」
財布から1000円札を抜き、店員に渡す。
「100円のお返しになります」
「ありがとうございます」1
100円玉を受け取り、財布にしまおうとしたが、しまえなかった。
磁石のS極とS極を、N極とN極を近づけるときのような、反発する力を感じた。無理やり財布の中にしまおうとしたが、100円玉は強い力で抵抗した。押し込もうとしても、押し返されてしまう。
不思議に思いつつも埒が明かないので、おとなしくそのまま、ポケットに入れようとした。しかし、ここでも100円玉は同様の反応を示した。自分のポケットから何か強力な磁力でも発しているのかと、勘違いするほどに100円玉は猛
「あと、33番ひとつ」
「合計、900円になります」
財布から1000円札を抜き、店員に渡す。
「100円のお返しになります」
「ありがとうございます」1
100円玉を受け取り、財布にしまおうとしたが、しまえなかった。
磁石のS極とS極を、N極とN極を近づけるときのような、反発する力を感じた。無理やり財布の中にしまおうとしたが、100円玉は強い力で抵抗した。押し込もうとしても、押し返されてしまう。
不思議に思いつつも埒が明かないので、おとなしくそのまま、ポケットに入れようとした。しかし、ここでも100円玉は同様の反応を示した。自分のポケットから何か強力な磁力でも発しているのかと、勘違いするほどに100円玉は猛
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