３章まで読み終えて

　初めは何の気なしに読み始めたんですが、これが非常に面白い。
　恐らく書き始める前に、しっかりとした設定を練っていたんだと思います。
　話の構成や見せ方も上手く、物語を読んでいると続きを早く読みたいと思わせてくれます。

　話の内容的には……某有名歴史シミュレーションゲームで弱小大名を選んだ挙句、難易度難しいで始めてしまった主人公が、セーブ＆ロードを繰り返してこれを乗り越えていくといった内容です。

　魔法などのファンタジーな要素は、主人公の能力以外には出てきません。
　その分戦闘シーンでは、現実世界での昔の戦いといった趣があります。
　作者さんがそういった知識に詳しいのか、或いはきちっと調べて書いているのか分かりませんが、そこがしっかりと現実的な範囲内で描かれていて良かったです。

　それと個人的に私が作品を読む時は、どうしても説得力というのが気になってしまうんですが、三章まで読んだ感想としてはきちっと説得力があるように感じました。その点も良いなと思いました。