頬いくつつねるとお正月

作者 RAY

132

47人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

「あいつ」に送ったあけおめメールの返信を待つ「私」のお正月の朝を描いた作品です。

年頃の女の子の、少し素直じゃない恋心が初々しく、微笑ましいです。
中でも、個人的に特に素敵だと思ったのが、語り手の感じる時間の流れが読み手側にも伝わってくるところ。
待つ時間の長さが手持ち無沙汰な姿や変化のない部屋の様子から感じられ、
一変、携帯が鳴り出してからのドキドキや焦燥も文章から滲み出ています。
語り手と時間の流れを共有できたことで、気持ちにも、とても近い距離で寄り添うことができました。

そして、その後に目にする幻想的な風景。
退屈とは別の、感銘によるゆったりとした心地よい時間が感じられ、語り手が抱いたであろう真新しい新年の気持ちを、また共有できたように思います。

ラストの焦りと喜びも、とても可愛らしく、語り手に「良かったね」と言ってあげたくなるような、素敵な作品でした。

★★★ Excellent!!!

お正月は楽しみか、それとも憂鬱か。
お年玉をもらえなくなった今は、どちらかというと憂鬱かな……

そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる、とても甘酸っぱくアオハルを感じる物語。
ちょっとドキドキ、そしてニヤニヤ。
頬をつねりたくなります。
ほっこりとした気持ちにしてくれます。
そんな素敵な物語をぜひご一読を!

★★★ Excellent!!!

読み終わって、まず感じたのは「こういう感情を忘れてはならない」ということでした。忘れてました、甘酸っぱい青春の味。(笑)

青春時代のもどかしさや、ストレートな「好き」という気持ち。
そして「頬をつねる」という素朴な感情表現!

甘酸っぱすぎてうずうずしてニヤニヤしながら読んでしまいました。
いいなぁ! 青春!!!

★★★ Excellent!!!

お正月に関するできごとの物語です。

とにかく巧みな構成で、私の心は振れ幅が激しくて感動も一入でした。

私は、心を折れ線グラフのように残念な気持ちに落として行ったり、ほっとして少し上がったり、もっとびっくりしてグラフが急に上がったりと、忙しくなりました。

それが心地よく終わりますから、ご安心ください。

同じ体験を皆様にも分けたいと言う気持ちがあります。

是非、ご一読ください。