風を漕ぐ者

自由とはなにか。
いともたやすく目的を果たせることか。
或いはただ漂うことを許されることか。

自分にとっての不足が、誰かにとっての充実であったり。
誰かにとっての不満が、自分にとっての願望であったり。

学ぶことによる希望と絶望。
その先にあるのは風船の国。

子供が読んだら楽しいお話。
私が読んだから切ないお話。

風船の一生。そんな物語。
風の船とは、言い得て妙。

人生のどの場所に居る方にもお薦め出来る作品です。

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