比企の籐内朝宗が息女、当時権威無双の女房なり。

北条義時の正室であった姫の前に焦点を当てた歴史小説。
 幼少期、ヒメコ(姫の前)とコシロ(義時)の出会いから語られる。自分を救ってくれた無口な少年の声が聞きたく向きになり、告白をするヒメコ。そして、共に過ごしていくうちに彼への想いは強くなっていく。巫女の力に振り回されながらも、コシロと共に戦乱の世を生き抜くスペクタクル小説。
 ダイジェストがあり、歴史に詳しくない方にも優しい作りになっております。歴史物が好きな方は勿論、ちょっと小難しくて手が出せないという方も是非読んでみてください。