03 襄陽の嵐への応援コメント
拝読致しました。
兵は詭道なり、を地で行く戦模様。
やはり戦とは心理戦だよなぁ、と思わせる素晴らしい戦場心理でした。
敵の策を読むだけでなく、敵の思惑、部下の心情、あるいは戦場で敵の心を挫き、部下の心を奮い立たせ、あるいは敵の油断を誘い、ときには部下のちょいと恥ずべき遁走を笑い飛ばす。
読みごたえがありました!(*´▽`*)
作者からの返信
ジョジョでエシディシさんがドヤ顔で言っていたアレですね、兵は詭道なり。
史実の襄陽攻略戦がどうだったのかは、実はわかりません。
大陸の史書を読めば出て来るかもしれませんが、少なくとも私にはわかりませんでした^^;
そのため、こんな感じになりましたが、お楽しみいただけたようで何よりです!
ありがとうございました♪
02 草原の風への応援コメント
拝読致しました。
なかなかモンゴルの時代と活写したものって見つからないので、興味津々です(^^)
中国って、なんか蟲毒の壺のような状態から生き残ったスゴイノがいて、それが周辺を駆逐して行って、やがて堕落して、なんでも金で解決するようになって、最後にばたっと倒れるようなイメージがありますが、それも元にトドメを刺されてしまうよな。
異なる文化の新旧人材のぶつかり合い、どう展開するのか楽しみです!
作者からの返信
最初は長編を書こうと思ってたんですよ^^;
でも、外国の歴史って、あんま受けないと思って、お蔵入りしていたところを、短編でやってみようと筆を執った次第。
本来、長編だった分、濃厚になっているかもしれません^^;
おっしゃるとおり、このあたりの時代の中国は、外からの異民族の攻勢があって、中から軍閥が勃興して戦っていくワケですが、世界史の「反則」ともいえる、モンゴル=元がやってきて……となります。
そのモンゴルの奔流の中、巌のように立ちはだかったとされる孟珙。
この国では知られていない、こういうマイナーな人が好きなんで、注目した次第です^^;
ありがとうございました!
01 江南の春への応援コメント
拝読致しました。
なんか無性に要領の悪さと巡り合わせの悪さを感じさせる孟さん。
逃げられないのは、忠義のためか、人の良さか。
あの史上最強の騎馬民族と陸戦なんて悪夢以外の何物でもありませんが、どのような戦いを見せてくれるのか、楽しみです(^-^)
さあ、イザ、鎌倉!(違う (;>_<;)
作者からの返信
この人、史実でも「モンゴルとやる? やめとけやめとけ」って言ってたのに、そのモンゴルとやらされるという、可哀想な人です^^;
大体、長年の同盟(従属?)先である、金を裏切ること自体反対だったのに……。
現在の会社でもよくある、その企画の反対者に「敗戦処理」をやらせる、という例のパターンです(笑)
果たして孟珙、いかなる戦いを見せるのか。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
プロローグ 鉢の木への応援コメント
拝読致しました。
……あれ、日本だった。
しんしんと降り積もる雪の中、鉢の木のお話しが出てくるのは、それはそれで風情があります。
でも、これから続くのは、暑っ苦しい野郎連中のせめぎ合いであろうことを考えると……
はっ、これはこの雰囲気的寒暖差を使ってより熱気を増そうという作戦か……(゚Д゚ ||)
作者からの返信
ウェブ小説、少なくともこのお話を書いた頃、あまり国外の、マイナーな歴史は注目されないな、という感触がありまして……(例外:三国志、楚漢戦争等)。
そこで無い知恵しぼって、この国の伝説というか、そんな話を導入部として使わせていただきました^^;
でも鉢の木の逸話も、結構マイナーな扱いになっているので、これで良かったのかどうかと思ったりしました(笑)
さて、暑苦しい話かどうか。
むしろ、草原から吹く北風のような話かもしれません^^;
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
読ませていただきました。
孟珙さん、田中芳樹先生の『中国武将列伝』の名将百選に名前が挙がっていたなあというくらいしか知らなかったのですが、すごい人物だったみたいですね。
彼がいなければ南宋の滅亡は四十年以上早まっていた可能性があるわけで、そうなると日本やベトナムもモンゴルに征服されていたかも……。
名将・陳興道もまだ子供ですしね(笑)。
あ、拙作『フリードリヒ二世の手紙』をフォローいただいたようで、ありがとうございます。
終盤ではバイバルス君が活躍しますよ~。
御作『聖王の侵略』とは歴史の解釈が異なる部分もあるかと思いますが、おおらかな目で見ていただければ幸いですm(_ _)m
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
お久しぶりです♪
実は私、田中先生のその本を見たことがあるんですが、何かざらっと読んでいたせいか、孟珙についてまるで覚えていませんでした(笑)
ただまあ、誰も知らないけど凄い人を書きたいな、という野望(笑)を抱えていた当時の私が、wikipediaで偶然出会った次第^^;
……おっしゃるとおり、この人がいなければ、ジパングはヤバかったかもしれません。
チャン・フウン・ダオ……この人も田中先生の著作に出ていたような気がします。懐かしい。
御作、非常に楽しみに読んでおります。
フリードリヒ二世、気になる人ですし^^;
歴史ものって、解釈が人それぞれなところがありますし、私は特に気にしないので、異なるのはお互いさまってことで、大丈夫です!
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。孟さんと史さんはボロボロだった国を見事に延命させたのですね……。
北条率いる日本武士達も彼らの事跡から学んだのか、孟さん達に負けないマスラオ達が九州の半分ぶん取られても、補給線絶って殴り潰しましたから。
最後は台風の助けもあったでしょうが、世界史に残る快挙でしょう。
まあ、本邦にも打撃は大きく、時宗に限界来て死亡。その後は見るも無惨ですが、(−_−;)なおトドメは。
義貞「来ちゃった☆」
北条「マジかよ」
鉢の木の囲炉裏を前に思い馳せる、異色の作で面白かったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
南宋は孟珙のおかげで長らえることができて、時の皇帝すら、孟珙に頭が上がらなかったそうです。
まあ、屯田を展開したり、四川までカバーするネットワークを作り上げたり、おかげで後世の襄陽攻略戦は半端ないものになってしまうという……^^;
元寇防衛戦も、なかなかキツい戦いでしたが、努力とツキによって倒すというジャンプ主人公なみの活躍ぶりで退けるというチートでしたね。
おっしゃるとおり、北条得宗家としては「やったぜ」という空気だったのに、よりによって尊氏とか義貞とかが叛旗を翻すし……^^;
ありがとうございました。
03 襄陽の嵐への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
文化の差というべきか、ドクトリンの差というべきか。
これは、どうしようもないだろうなあ、、孟さんの見事な策っぷりに惚れ惚れしました。蒙古軍の研究を重ねたんだろうなあ。面白かったです。
作者からの返信
蒙古の爆発的な「拡大」は、結局、現地民をうまく取り込んだところが肝なんだろうな……という想像で書きました^^;
現地の「不満分子」を取り込み、そして次の侵略へ……の無限ループの結果、あのような世界帝国と成りおおせた、という(笑)
でも蒙古鉄騎という「核」が存在しているからこそ、成り立つ戦略です。
拙作の孟珙の場合は、その現地民の「取り込み」という事情に付け込むやり方を採らせてみました。
史実の孟珙は、たぶん兵法の定石通りに囲んだりして落城させたかと思います。
突飛な方法を使っていたとしたら、あの国のこと、必ず史書に残すでしょうし(笑)
ありがとうございました。
02 草原の風への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
ヤバい(⌒-⌒; )
登場人物の大半が知らない人だあ。
やっぱり私も英雄譚に引き寄せられるんだなあと実感しました。
第一次ポエニ戦争もですが、この時期のモンゴルと南宋を描かれる四谷軒様の博識ぶりに驚くばかりです。
面白かったです。
作者からの返信
もう、外国の歴史の話だと(三国志みたいな例外を除き)、ホント「この人、誰?」状態になってしまいます。
そこをうまく書くのが、プロの歴史小説家だったら腕の見せ所なんでしょうけど……まあ、私の場合は下手の横好きなんで、何となく知っているキャラで回している、という感じです^^;
ちなみにフビライを出したのは苦肉の策です。少しでも「あ、知ってる」という人を出したかったので……。
実は南宋については、以前に公募で書いてみようと思っていた頃がありまして……「予習」だけはしていたという裏事情が(笑)
なので、そんなに世界史に詳しいわけではないのです^^;
ありがとうございました。
01 江南の春への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
>>大陸は荒れていた
たいていの時代で荒れているか、暴政で苦しむかの二択が多くない?▽?
と思ってしまったのは酷暑のせいかな……。宋国の失墜も元々は約束を守らないという、自業自得が端緒ですしね(^◇^;)
それでも、たまーに名君や名将が生まれるのが強みであり、彼らの苦闘は胸に刺さるんですよね。
岳飛ら英雄が失われ、中興の名君も亡くなった斜陽の南宋で、主人公の孟さんと後ろ盾? の史さんが如何に戦うか楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
大陸云々につきましては、北斗のオープニングの「200X年、世界は……!」というノリで読んでいただければ(笑)
宋は何というか、周りに強国が多すぎたのと、それらに対する外交が……信用が……よせばいいのにという選択肢を敢えて採るのが宋だからなぁ^^;
南宋は岳飛や韓世忠といった名将がいたから保ったものの、熱い手のひら返しで彼らを否定したり……ホント、「やらかし」が半端ないです。
蜀の軍閥はそれを見て半独立の道を選んでしまうし……(笑)
さて、孟珙はそういうレベルナイトメアな状況を、いかに戦っていくのか……。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
プロローグ 鉢の木への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
まさかの時頼さん導入に驚きました。
南宋っていうと、極々一部の猛将を除いてフルボッコにされてるイメージがあるので、どのような物語が見られるのか楽しみです^ ^、
作者からの返信
日本から離れると、ちょっと読んでくれる人が減る印象だったので、苦肉の策として北条時頼さん登場です。
でも時頼さんも知名度としてはちょっとアレなんで、当初の目的としては達成度は微妙でした^^;
南宋って、おっしゃるとおりピーキーな人材構成&配置で、草創期と末期には名将がごそっと出てきています(よくあるパターンといえばそれまでですが)。
しかし拙作の主役・孟珙のように、中頃に出て来て、政府首脳の「やらかし」のフォローをする人もいたということを、描かせてもらいました。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
02 草原の風への応援コメント
あまりに色々な聞いたことのある有名なモンゴル武将が次々に出てきて混乱しちゃいましたが、……。
結局は漢人同士の対決になるんですよね。モンゴルのやり口は、上手いと言うか、エグいと言うか、東欧やアラブでもそんな手を使っていたんですかね。
そういや、ペストで死んだ人間を大砲だか大弓だかを城内に飛ばして投げ込み、城全体にペストを蔓延させて滅ぼしたなんてエグい話しも聞いてます。漢人同士を戦わせて高みの見物なら、まだましな方かな。
作者からの返信
外国の歴史ものをやると、あまり読まれることがないので(三国志とかは例外ですが)、少しでも「おや?」と思わせるために、教科書に出てくる人たちを出しています(笑)
モンゴルのやり口、これは金とかに仕掛けられたやり方をそのまま「やり返している」という見方もあります。
モンゴル同士の内訌を仕掛けられてきたので、それが身に染みているのでしょう。
因果はめぐるといったところかもしれません。
ありがとうございました。
01 江南の春への応援コメント
宋にとっては漢民族の本拠、北の失地回復・レコンキスタになるべき戦いだった筈が、笛吹けど踊らず、皇帝の叫びに国民は乗らなかったわけですね。聞けばどうやら火事場泥棒みたいなヤリクチじゃ国民も乗りませんね。それに、騎馬民族が立てた金が、ずっと北朝でいたら、だいたい五十年いたら人間の感覚じゃ、昔からそこにあるもん、となります。
で、結局は祖国防衛戦争ですね。でも、ウクライナみたいに一方的に強国から不法に侵略されるなら、そりゃ頭に来て武器を手に立ち上がるでしょ。でも、そもそもこっちが先に侵略して相手を怒らせたとなると、もうひとつ盛り上がりませんね。
結論、宗の皇帝はどうしようもないバカだった、と。
さて、そんなバカ殿の下で忠義を尽くす家臣も大変ですね。いつの時代も宮仕えは苦労の連続です。家臣の苦労物語、楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
皇帝の下に、異民族もみんな従ってね、秩序を守ってね、という教えを広めたものだから、いざ南に追われると、その建前を守るために、復旧にして復仇の戦いを繰り広げざるを得なかったのでしょう。
プライドとかそういうのもあったでしょうけど、国民を一致させるためには、北へ攻め入るというのはわかりやすい目標だったんじゃないでしょうか。
でも現実には、金が滅び、滅ぼした相手のモンゴルという、もっとヤベー奴が出てきています。
その「現実」を見据えて、どこまで有効な対策を打てるか、となると、やはり孟珙しかできなかったと思います。
最前線に立つ軍人が「現実」を見ていて、中央の皇帝がそれを見ていないのは、歴史ではままある話ですけどね^^;
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
「鉢の木」と孟珙をつなぐ構成がニクいですね。
南宋は朱子学に基づいた大義名分に振り回された感があります。
そこそこ有能な将もいるし、経済力もあるのに、肝心なところでなんでそういう判断するかなあ、となるパターン。
まあ、全部騎兵のモンゴルの戦闘教義は、あの時代の他国の追随を許さない優秀さはあると思います。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
中国史ものは、楚漢戦争と三国志以外は、実はマイナーというか知られていないので、その辺りをどう解消するか=とっつきやすくするか、が命題でした。
そんでもって無い知恵しぼった結果、「鉢の木」に。
バイバルスが絹商人から話を聞いているという案もあったのですが(執筆当時、次はバイバルスを書こうと思っていた)、さらに知られていないキャラと繋げてどうすんの……と、北条時頼になりました(笑)
まあ「鉢の木」が知られているかというと、それも微妙ですけどね^^;
南宋はたしかにイデオロギー的な領土回復論がキツかったですね。
国のレゾンデートルといっても過言ではありませんので、そこから自由になれなかったのがアカンかったなぁ、と。
で、どこぞの自由惑星同盟と似たような展開をたどる……というか、同盟の方が真似しているんですけどね^^;
孟珙はそのあたりをわきまえて、地方政権であることを受け入れ、その防備に徹していたところが白眉ですね。
しかし、おっしゃるとおり、モンゴルという騎兵全振り集団が、チンギスハンとその一族という恐るべき統率者たちを得て、爆発的に侵略の手を広げていった時代です。
モンゴル以外の国が停滞期にあったから、なおさらモンゴルの破壊力に抗せなかったのでしょう。
勃興期にあったマムルークとか、円熟期にあった鎌倉幕府ぐらいが、「距離の暴虐」によって抗するのが関の山でしたね^^;
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
堪能させていただきました。襄陽と言えば自分の場合関羽ではなく、前秦苻堅対東晋朱序となるわけですけれども。襄陽城の周りは川と山が多いので、騎馬隊にはしんどいんだよなぁ、とか(以下どんどんとめどなく
ここにフビライがちらりと顔出ししているのが、なんとも心憎い限りです。最終的には元に飲み込まれるしかない襄陽の、その直前の輝きと言うか。不勉強にしてほとんどの人物が初めて知る人物ではありましたが、故事を引いてくださったので「そういう位置付けの人物だ」と理解が進みました。自分もこのように故事を配したいものです。
ありがとうございます!
作者からの返信
コメント付きレビュー、ありがとうございます。
この作品は完全に私の趣味が全開(マイナー大好き)なので、何とか読み易くしようと苦心惨憺した思い出があります。
鉢の木とか。
三国志の故事もそのひとつです。それに触れていただいて、ありがたいです。
南宋は基本的に鬱展開ですが、それでも数十年の平和を作り出したというのは白眉だと思います。あのモンゴル相手に。
こういう人もいたんだよ、と少しは知ってもらう機会を作れたのが密かな喜びであり、それにも触れていただいて、感謝の念に堪えません。
さて、襄陽。
私の場合は回回砲ドッカーンです。
酷い喩えだ(笑)
符堅くんは、どうしてこう騎馬隊を活かせる戦いをしないのか、というか組織のオーガナイズを含めて戦略面が甘くて(以下略^^;
フビライさんは……実は一作につき一人は教科書に出てくる人物を出そうという縛りが私の中にあって、それで出させていただきました。
かつて、今川義元を主人公にしたら注目されたので、まあ、守株です^^;
しかし結果として、そういう時代なんだなぁという思ってもらえる効果があったかと思います。
こちらこそ、ありがとうございました。
03 襄陽の嵐への応援コメント
企画ご参加ありがとうございます。
何故だか、読まなくてはならぬような気が致しまして参りましたw
両陣営の将の名将ぷり。
引き際を心得る将の動きがいいですね。
四散した将軍の軍は、
部隊毎に落ち合う場所を決めており、
何らかの合図で再度参集したのでしょうか?
防衛、交通、経済の要たる河川の要衝を押さえた事は、
とてつもなく大きいですね。
作者からの返信
お星さまもありがとうございます。
時代背景の説明付きのレビューなんて、本当に恐縮です。
金の名将……戦わせたかったんですけど、いかんせん字数が……(カクコンの短編の方に出すため、一万字以内にしなきゃならなかったので)^^;
押せ押せの蒙古、後がない南宋、どっちも一番いい将軍を出してきたんだろうなぁと想像するところで……で、さっさと切り上げるときは切り上げたんだろう、とも想像いたしました。
部隊の再度参集はご想像のとおりです。
一万字に収めるため、描写が不足してしまったところは、本当に申し訳ないと思っています^^;
襄陽……ここを中心に防衛網を築いたおかげで、南宋は息を長らえたと言われています。だからこそ、呂文煥を置いて侵略に備えていたのでしょう。
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
元宋騒乱と北条時頼の廻国伝説を結びつけて物語る手腕、流石です!
戦記と伝説とは親和性が高いですよね。戦場に於ける実際は、未だに不明確なものが多く、事実と伝説とが混在しているのが実情ですから。モンゴル帝国と義経伝説などもわくわくしちゃいますし。
とても楽しませて頂きました!ありがとうございました!
作者からの返信
中国ものって、知名度が低くて、どうしようかなと難儀していたのです(楚漢戦争と三国志は別枠として)。
で、蒙古と戦った、あるいはそういう人との繋がりを考えると、北条時頼がクローズアップされてきたのです。私の脳内で。
鉢の木は、たしか舞台となった県では教科書に載っているらしいし……と思いまして。
個人的に、歴史ものを投稿する場合、なるべく教科書に載る人を絡めるようにしているのです。読む人の親しみやすさをアップするために。これは「花倉の乱」が、これまでの拙作より読者が増えた経験によるものです。今川義元公には足を向けて寝られません^^;
南宋と元との戦いは、末期のフビライの攻勢あたりはかろうじて世界史で出てきますが、オゴタイのあたりは「?」って感じです。
まあ、でも、私の場合、あまり伝えられていないと逆にワクワクするタイプなので、おっしゃるとおり戦記と伝説をごった煮して、料理したくなってしまったのです(笑)
楽しんでいただいて、何よりです!
ありがとうございました。
編集済
03 襄陽の嵐への応援コメント
戦場に於ける友軍と敵軍の識別、これ実際にはかなり難しかったのだと思うんですよね。湾岸戦争ですら、アメリカ軍の陸上部隊は友軍からの誤射による被害が大きかったと聞いたことがあります。むしろ、同士討ちの危険性こそが、常々高かったのでしょうね。
そこに詭計を用いた。面白いです。ここで友軍同士、どのように連携をしていったのか、マニアックな興味が湧きました!マニアックですみません!また攻城戦から野戦へと引き込む手際、ここら辺も面白そうです。騎兵って、一度動かすとなかなか止めることが難しく、撤収が困難だったと読んだことがあります。気分が乗っちゃうと、馬が止まんないとか。長篠の合戦も、武田軍は織田軍の野戦陣地に早々に気付いた。しかし、一度動き出した騎兵を止めることは敵わず、突撃せざるを得なかった、という説。そのような『現場の事情』といった問題も絡んでいたろうなあ、と夢想しながら楽しませて頂きました!面白いです!
作者からの返信
ガンダムの世界なら、識別コードとかで判別してそうですよね。
ちなみに、河越夜戦において、北条軍は、白布を巻きつけており、敵兵と思われても白布を巻き付けていたら攻撃しないという取り決めをしていたみたいです。
全然、マニアックではないと思います。
世界帝国である蒙古の場合、実際は、敵味方容赦なく「やっておしまい」だったのではないかと思います。敗北するよりは……という割り切りができちゃいそうですから。本体である蒙古騎兵は分かる(言葉とかで)ので、あとの「友軍」はどうでもいいやとか思ってそうです。
長篠、そういう説もありましたか。騎兵というか、馬がそういう風に鍛えられていて、もう止められないというのは穿った話ですね。
戦略戦術ではなく、そういう事情で勝敗が決するっていうのも、確かにありそうです。河越夜戦も、実際は合戦は無くて、扇谷上杉朝定が頓死したせいで退却となり、北条方の「勝利」となったという説もありますので。
夢想されて、そして楽しんでいただいて、何よりです。
ありがとうございました。
02 草原の風への応援コメント
元が世界帝国足り得たのは、まさに現地の人材登用や文化の吸収ですね。占領地を自国化させる以上に、自国を占領地に合わせ多様化させていく。
このような視点、実に面白いですっ!
作者からの返信
元からすると、人が少ないのでやらざるを得ないという現実面があり、被支配地の人からすると、元に仕官して昇進したいという欲求があったのではないかと思います。
多様化自体はいい感じだったんですが、あまりにもいい感じすぎて、蒙古は一体化から次第に分離化していく展開に……。
集中から分離へ、分離から集中へ、それを繰り返す……というのは歴史の趨勢なのかな、と思ったりもします。
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
時代劇みたいで、かっこよかったです!
わくわくして、たのしかったです!
ステキな物語、ありがとうございます!
作者からの返信
恐縮です!
中国の時代物、しかもマイナーな時代なので、楽しめるように四苦八苦しましたので、そう言っていただけると嬉しいです!
こちらこそ、ありがとうございました!
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
カクヨムの天使様の作品でとても励みに、そして元気になるコメントをいただきありがとうございます。<(_ _)>😊
なるほど、「鉢の木」のエピソートを締めにするというのは実に見事で美しいと思いました。
こうなるとこの後の北条時頼や北条時宗の話を見たいと思ってしまいます。
当時の少ない資料からも南宋と日本で情報や物資の行き来があった記述はあるようで、世界国家モンゴルと鎖国国家日本というよりも征服国家対反征服勢力の抗争という見方もあるようですね。
まあ、これから北条祭りの季節ですので無理せず頑張ってほしいと思います。
最後に貴重な塩をありがとうございます。<(_ _)>😉😊
作者からの返信
恐縮です。
レビューアーとして載っていたので、これはコメントせずばなるまいと(笑)
北条時頼は、何で「鉢の木」の発端となる一人旅に出たと伝えられているのか、という疑問を感じておりまして、自分なりに答えを出したつもりです(^^;
この後、どうなるかは……まさに大河ドラマ「北条時宗」のあの展開ですね。私はあれ、好きだったんですけどね。珍しく国際色溢れたドラマだったので。
たしかにこの頃、栄西や道元といった海を渡った僧侶もいて、掘り下げていくと、大陸と列島の関係で話ができそうな感じですね。
また、郭隗の馬の骨さんも、無理せず頑張っていただけると嬉しいです。
ありがとうございました!
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
「鉢の木」のエピソードが、きれいにはまりましたね。
本当にこんな場面があったかもしれないと思わせる、面白い物語でした。
作者からの返信
「鉢の木」の力をお借りしないと書けませんでした(笑)
まあ、ある意味、趣味で書いたようなもので……私も中国史モノを書いてみたかったのです。
人物紹介の「孟珙、字は璞玉」っていうのをやってみたかったんです(^^;
面白いとおっしゃっていただいて感謝です。
中国史モノを書いていらっしゃる杉浦さんのお言葉だと思うと、喜びもひとしおです。
ありがとうございました!
編集済
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
プロローグ&エピローグは舞台が日本ですし、いつもの"四谷軒さん節"絶好調で、物語の世界に浸りました。このスケールを短編にまとめられる力量に拍手です。お疲れさまでした。(´▽`*)
作者からの返信
まるっきり外国の知らない時代なので、最初と最後を日本にするという苦肉の策に出ました(^^;
「四谷軒節」……そんな感じでしたか(笑)
ありがとうございます。
あと、逆に短編じゃないとこれは無理と思って書きました。資料が少ないので(笑)
河越も資料が少なかったのですが、これはそれ以上に無くて……外国かつマイナーな時代だとこんなもんでしょうけど(^^;
お褒めの言葉、恐縮です。
ありがとうございました!
編集済
03 襄陽の嵐への応援コメント
すみません、内容はまったく把握できませんが、力作であることは感じ取れます。(^▽^;)
書店で見たら『三国志』の概要案内だけで分厚い1冊になっており、恐れをなしました。
浅田次郎さん、むかし一度だけお目にかかったことがありますが、作家というより、そういう関係っぽい雰囲気の方でした。(^.^)/~~~
追記:作家さんの力不足ではなく、読者のわたしの知識不足ですので。
ちゃんとした基礎知識があれば十分に楽しめたと思います。(^▽^;)
作者からの返信
申し訳ありません。これはまったく私の力不足です(^^;
いや、忌憚のない意見は大歓迎です。こういうのがあるからこそ、webで発表している訳ですから。一人だけで愉しみたかったら、カクヨムに来ません(笑)
三国志は随分メジャなカテゴリになりましたね。私が小さい頃は吉川英治の三国志しかなかったのに。
中国史については、実は父や伯父がそういう本が好きだったので、私もあまり抵抗が無いんです。でも、おそらく上月さんの反応の方が一般的だと思います。
浅田さん……やっぱり堅気さんじゃない印象が強いですか(^^;
そういう人でないと書けない作品世界なんでしょうね(笑)
ありがとうございました。
02 草原の風への応援コメント
やはり南宋ってマイナーな時代ですね。
わたしも「紅塵」や「海嘯」を読まなければ、果たして興味を持ったかどうか分かりませんから。
でもずいぶん忘れてますね。難しいところは、せっかくなので北条時頼に解説してもらいたいです。(笑)
作者からの返信
やっぱり杉浦さんもそう思われますか(笑)
私としても、三国志以外の中国史モノってどうなんだろうという実験作なので、参考になります。
それにしても「紅塵」に「海嘯」、懐かしいですね。書店で見つけた時、歓喜して小遣いはたいて買った思い出があります。
北条時頼……解説させたかったんですけど、実は字数が無くてできませんでしたorz
この辺りは反省点です。やはり歴史ものは、日本史の戦国・幕末、中国史の楚漢・三国志あたりでないと、説明が少ないとキツいと思います(^^;
ありがとうございました!
編集済
02 草原の風への応援コメント
チンギス・ハーンだけはわかりましたが、あとはチンプンカンプン。
書店で浅田次郎さんの中国ものを見ましたが、ちょっと手を出しかね、愛新覚羅溥儀の時代の『珍妃の井戸』を買って来ました(でも、これ、以前に読んだかも(^▽^;))。
作者からの返信
歴史ものを書くときは、特に朝読の場合は、なるべく教科書に出てくる人を出そうと思っている四谷軒です。
その方が着目が集まる、という何となくの感覚です。
で、チンギス・ハーンを出した(名前だけ)のですが、やっぱりアレですよねぇ、この時代のこの辺は……(^^;
しかも短編なので、説明していると字数がorz
浅田次郎さん、私がむかし読んでいた漫画の原作者で、そういうライターだと思っていました。しかもその漫画は「極道懺悔録」だったので、歴史を書く人と知らなかったという(^^;
ありがとうございました。
01 江南の春への応援コメント
その作品ごとにフォローしないと更新の通知が来ないんですね。
カクヨムのシステムにまだ精通していなくて存じませんでした。
中国の歴史ものはむずかしくて、ついて行かれないかも……。(^_^;)
作者からの返信
私もフォローについて、その誤解を抱いてました。おかげで、フォローしている人の新作を知らないまま過ごしてたことがありますorz
中国史、むずかしいですよね。私の弟が中国史、というか世界史全般が苦手だったので、その気持ち、よく分かります。
何というか、日本史(のごく一部)を書いてきて、そろそろチャレンジがしたくなったのと、私の趣味(笑)で書きたくなったのです。
なので、無理せず……。私としても、中国史(三国志以外)はどうなのかな、という実験作でございますので。
ありがとうございました。
編集済
プロローグ 鉢の木への応援コメント
南宋といえば文天祥や張世傑の物語かと思いましたが、孟珙とは。
しかもそれを北条時頼に語らせるって、これは意表をつかれました。
作者からの返信
恐縮です。
南宋末期は他に書いている方がいますし、南宋初期の岳飛や虞允文の戦いは、田中先生がもう書いていますから(笑)、この人にしました。
北条時頼を出したのは、資料が少なくて、大体が筆者の空想であることの言い訳をしてもらうため(伝聞と想像のお話だよ、と言ってもらいたかった)です。
他に、北条時宗とかバイバルスとか候補にいたんですけど、そうすると、その人たちの戦いの方が印象強くなっちゃんでやめました(^^;
ありがとうございました。
エピローグ ふたたび鉢の木への応援コメント
拝読致しました。
そして舞台は日本へ……。
なんで鉢の木?と思いましたが、最後のシーンに上手くつなげていますね!
モンゴル繋がりで。
しかし、あのグダグダな南宋を長く支えたというのは、ある意味モンゴル軍を押し返したよりも凄いかも?
中国は、平和になると後ろから刺されるのが文化だと思っていましたΣ(゚д゚lll)ヒドイ
心理的な駆け引きと、歴史的な舞台の上での戦、面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
やはり元寇と繋げた方が、この国の方にはイメージしやすいかな、という意図で「鉢の木」でした^^;
孟珙さんは、あのモンゴル相手に勝利し、その勝利したあとの地固めもして、南宋を支えつづけ、とくにうしろから刺されることもなく(笑)、その生涯を終えました。
かなり稀有な存在だと思うんですけど、いかんせん、フビライそして元という奔流に呑み込まれていく南宋の人の話なので、あまり注目されていないのが残念ですね^^;
そんな人の戦いを、想像で書きましたが、おたのしみいただけたようで何よりです!
ありがとうございました。