概要
私の空が盗まれた!
こむら川小説大賞応募作。テーマ「空」
私たちの頭上に広がる「空」は、実在するのか? 実在しないのか?
不毛な議論を繰り広げ、行き着くその先にあったのは……。
……講評に困らないかと少し不安。
私たちの頭上に広がる「空」は、実在するのか? 実在しないのか?
不毛な議論を繰り広げ、行き着くその先にあったのは……。
……講評に困らないかと少し不安。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!変わった老紳士との、ちょっとおかしな問答……と思いきや?
公園に散歩に出掛けた男性が、そこで出会った老紳士と、なんだかおかしな討論を始めてしまうお話。
コミカルながらも不思議な空気の漂うショートショートです。端的に言ってしまうのであればワンアイデア的なお話、「空とはなんぞや?」という問いについて、登場人物ふたりが延々議論するだけの内容なのですけれど、でもその料理の仕方が面白い。展開のさせ方が巧みなのか、ついつい釣り込まれてしまう不思議な力があります。
序破急というのか、くっきり分かれた三分構成。特に序から破への展開、ごく普通の仄々とした日常の光景が、いきなり白熱の議論にシフトしていく、その勢いがもう本当に好き。独特の迫力というか、明らかに普通…続きを読む