時に笑い、時に感動し、そしてネコに癒される

最後まで拝読いたしましたので、レビューさせていただきます。

少女ラステルがギルド9625(くろねこ)に入るまでのお話です。主人公はギルドマスターの喋るネコです。

そう、このギルド9625のマスターは、愛らしい黒猫のシャノワなのです。

シャノワは最後まで、自分がマスターであること、話せることを隠して、ラステルの採用試験の監督を行います。そのため、ラステルは終始、シャノワを普通のネコだと思っており、それによって発生する、ラステルの天然な勘違いが面白いです。

また、シャノワは強いネコ様なのですが、その猫パンチや猫キックには、名前を凌駕する威力が込められています。かわいさとエグさのギャップも最高です。猫パーンチ! ブチグシャアッ。

ラステルにはトラウマがあり、そのために一度、戦えなくなってしまいます。そのときに、友の言葉を借り、なんとか彼女らしい戦いをするところが見所です。

そして、私が一番好きなのは、なんといっても、ネコの仕草の一つ一つが丁寧にかかれているところです。前足で顔を洗ったり、とてとて歩いたり、あくびをしたりと、本当に、かわいらしくて、癒されます。ネコ好きにはたまらない作品です。ぜひ、読んでみてください。

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