重い題材だがとても引き込まれます

核戦争によって多くの場所が無くなった世界で
人々は隠れながら生きていた。
この時代、安地求めて争いが起こっていた。

人が住める貴重な場所の一つ、ゴルバチョフ周辺のナディエージダで
主人公ジョセフは遺伝子操作と人工受精により産まれ、核の研究所ゴルバチョフ研究所で実験をされながら成長していく。

外の見回りを頼まれ何十年ぶりに外出した際、ジョセフは襲われる。
しかしジョセフの身体は直ぐに再生する。
実験により簡単には死ねない身体になっているからだ。
つまり死ぬ事が許されない存在。

しかしその時、ジョセフはぽろりと本音を言った。
『死んでもよかった』と

でも自分が死ねば、ナディエージダは襲われてしまう。
そして何より育て親のイヴァン博士を心配させたくない思いから、死にたいと思った事をくだらないと自分に腹を立てる程にジョセフは優しい人間であった。

重い題材だが、実際にありうるかもしれないと連想させる世界感で
この先、ジョセフは博士やナディエージダの為にどう戦い守っていくのか
世界はどうなっていくのかとても気になりました!!

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