これは特発性過眠症という病気に苦しみながら生きる女性と家族、友人、同僚、先輩などの周りの人間の温かさが溢れた胸にぐっとくる物語。
歳を重ねるにつれて強くなっていく症状に主人公は他人とは違う事に次第に気づき始めていく。
時には誤解されたり、時には重大な日にやらかしたりするが周りの人間は病気だという事を知らないが主人公を助けてくれて、日々症状と戦う姿に心を打たれました。
そして物語はフィクションですが作者も同じ症状であると
物語で主人公が症状に対して、対策など行う姿は実際に行ったものだったりするのかと思うと胸が痛くなりました。
少しでも特発性過眠症という病気を読者に知って欲しいという作者の想いと苦悩が伝わってくる素晴らしい作品です。