子供達が様々な不思議な能力を獲得してしまう白雪姫症候群。
その能力に目覚めてしまい、その能力が消失するまでの隔離施設。
そんな場所が舞台になります。
その施設に赴任してきた新しい先生が主人公です。
しかし当然隔離されている生徒達の心はすさんでしまっており、簡単には関係をつくる事は出来ません。
そんな中で主人公は自分のもつ力と生徒への暖かい気持ちで少しずつ溶け込んでいく、というそんな教師ものの王道ストーリーを能力というアクセントで装飾し、味わいを深めています。
生徒達もたくさんいますが、みんなそれぞれ個性的で、先生へと態度も様々ですが、これから少しずつ打ち解けていくのかなと思います。
そんな過程を楽しめる物語です。個々人の抱えている事情にほろりときたり、優しい気持ちにほっこりとしたり。いろいろな展開があり飽きさせません。
とても素敵な物語だと思います。
まぁ、いろいろ書きましたが、何がいいたいかというと、奏多ちゃんが可愛いという事です。
フォローいただいたご縁で、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。
教師物の王道を行くこの作品。白雪姫症候群という異能力を持ち、それに振り回されてしまっている生徒達を、イレギュラーな主人公が教師として導いていきます。
思春期に異能力の所為で心に傷を負う生徒達と、真正面から向き合っていく主人公。それは主人公の特異な能力で強引にねじ伏せて行くのではなく、一人の人間として向き合うことで問題を解決していきます。
能力があろうがなかろうが、結局は人と人との関わり合い。だからこそ、感情をむき出しにした生徒と主人公の先生がぶつかるシーンは、胸を熱くさせるものがありました。
先生と生徒との絆の物語。今後はどのような展開が、私たちを楽しませてくれるのか。
続きを楽しみにしております。他の皆さまも是非読んでみてください。