第57話 【ネタバレ】登場人物紹介【答え合わせ】
『重要登場人物紹介、最終』
桐生学園、日本ミスカトニック大学付属、ミスカトニック高等学校、1年C組。
【表向き】特徴
双翼の如き双子の妹、恵を愛する。超シスコン。APP16。
彼女を亡くしたことを受け入れられず、双子の自分を妹と見立てて女装する。
普通に話ができて、意思の疎通はできている。だが、正気度は……。
【ネタバレ】特徴
彼は亡くなった恵の49日に、守護神として憑いていた恵に殺されている。
愛宕恵は、人間として地上に降りてきたシュブ=ニグラスである。
そして、彼がシュブ=ニグラスとなる。厳密には『恵に成った恵一が』だが。
とりあえず人間から外なる神へとクラスチェンジしたと理解すると楽ちん。
身体に順応していくに比例して、恵一と恵の神格も融合していく。
→作中の多重人格障害のような部分が、これに当たる。
自覚無きシュブ=ニグラスの当初のAPPは17。時間と共に18へ。
自覚してからはAPP19へ。20に近い19である。
リリスのように21になると、見ただけで発狂死するのでかなりヤバイ。
彼が内包する力は人間視点では計測不能である。チートとかそれ以前の問題。
彼女は2019年3月22日に交通事故で亡くなっている。
特徴
恵一の双子の妹。兄妹であるため二卵性双生児。見た目は兄とほぼ変わらない。
気の強い女の子。APP16。双子の兄を溺愛している。超ブラコン。
贔屓のバンドの夜間ライブに行きたいがために兄と入れ替わりを画策する。
【ネタバレ】特徴
彼女は人間として地上に降りてきた、シュブ=ニグラスの分御霊である。
次世代の宇宙のための、『極東の三愚神』の一柱として数えられている。
彼女は15歳のとき、自らがどうなるかを知っている。が、それだけのこと。
人の身体が失われたからと言って彼女が滅ぶわけも無し。
ただ、性別が違うだけで同じ姿の『兄』恵一を自分のように溺愛している。
実は恵一が女の子みたいな身体つきになっているのは、彼女のせい。
彼女が恵一の男としての二次性徴を阻害、自分に同期させていた。
女神の愛は、人には理解し難い。死んでからは守護神として彼に憑く。
姉なるものではなく、妹なるものである。お兄ちゃん大好きっ子。
そして彼の想いを自分勝手に解釈し、彼を殺し、自分と融合する。
ミスカトニックのやべーやつ。奇人変人にして、トリックスター。
特徴
紅顔の美少年。ただし普段は道化の如くニヤニヤした笑みを常に浮かべる。
セトという名前の柴犬と常に行動をしている。ちなみにセトの性別は雄。
8つの別称を持つ。名はすべて体を成し、事実から汲み取られている。
重要。ヒロインが愛宕恵一なら、彼はヒーローに当たる。
多重積層する思惑の中、ある信念をもって最善の結果を目指し、画策する。
【ネタバレ】特徴
元人間の、千ある貌のナイアルラトホテップ、その顕現体。
クルーシュチャ方程式を解いてしまったがゆえに――、
混沌の邪神に『取り込まれて』しまった。
『成った』わけではない。『取り込まれた』のだった。
しかもその生まれはイヌガミ一族の出となる。
彼は現宇宙たるアザトースの命を受け――、
次世代のアザトースを暗殺しようとして失敗する。
その折に三愚神たるヨグ=ソトースより死の運命の呪いを受ける。
神は死んでも滅ばない。この呪いの極悪な点は、記憶を受け継ぐこと。
巡回する宇宙。
宇宙が虚無に呑まれて滅ぶとき、再び再生をして宇宙を成す。
これが巡回宇宙の基本事項。ただし、単に繰り返しているわけではない。
A宇宙が滅んで再生した宇宙は、A+1宇宙である。A´宇宙ともいう。
基本的に繰り返しているようで、微妙に違いが出る。
記憶を受け継ぐ彼は、生存への道を画策する。それが42億回続く。
ちなみに本編宇宙では恵一くんのおかげで問題が解決され、
次回宇宙より『初めから』ヨグ=ソトースに赦された状態で始まる。
貯めに貯め込んだ巨大魔力にて『極東の三愚神』の一柱に数えられる。
恵一くんも恵と双子で生まれず、一人っ子となる。
初めから恵と一緒のシュブ=ニグラスとして人の生を受けるから。
女神の力とヨグ=ソトースの力で、アザトースの死の運命を跳ね返す。
オールハッピー。物語はハッピーエンドが一番いいよね。
桐生学園、日本ミスカトニック大学付属、ミスカトニック高等学校、1年D組。
特徴
ポニーテール。女性剣士。阿賀野流戦国太刀と呼ばれる介者剣術を修める。
見た目は寡黙でイケメンな王子様キャラ。女の子達の求めに応じて演じている。
その本性はお腐れさま。男の娘が大好き。恵一の女装が彼女的にドストライク。
いつか組み伏せて、イタズラから始まる逆レに持ち込みたいと考える。
重要。BLな妄想をしている間は、いかなるSAN値チェックも無効にできる。
(追加事項)
阿賀野一家は兵庫県は神戸に根城を置く武闘派極道ファミリーである。
介者剣術、阿賀野流戦国太刀には四派があり――、
まず、阿賀野。次いで能代。そして矢矧。最後に酒匂となっている。
酒匂派は極道一派から離れた堅気の一派である。でも実戦派なので色々ヤバい。
苔の一念。念願の、愛宕恵一を恋人としてゲット。やったぜ。エクスプロー(ry
もはや妄想無双。彼女を止められるものは、たぶんそんなにいない。
【ネタバレ】特徴
実は、彼女は本編での『ヒロイン』ではない。残念。
真ヒロインは愛宕恵一である。その彼氏役その一が、矢矧文香。
でも良い子なんです。変態だけど、とってもいい子。
ヴェールヌイ・ウラジミーロヴナ・ナボコワ ボッチ邪神顕現体 女
改名前は響という。実は四姉妹。すなわち、暁、雷、電、響である。
見た目は10歳にも満たぬ美少女。アリス・コンプレックス垂涎。
銀髪碧眼の美しい幼女でもある。ТRPGの法則に則ってAPPは18
放課後の殺人鬼事件の真犯人。目的は『冷静な狂人を作る』こと。
極東の三愚神なる新ワード。
彼女は『目覚めたアザトース』なる新世界の宇宙神のために動いている。
ボッチボッチとからかわれる彼女。空気が読めず、コミュ力はほぼゼロ。
人見知りも激しく、登場しても姿を見せるのは事件解決後という筋金入り。
興味のないものは存在しないものと扱うきらいがある。
好きに喋って、好き勝手に行動する。人の迷惑など元から考える能力がない。
きさらぎ駅のあの村で500年間もチョメチョメされていた不幸な幼女。
特記事項。彼女には悪意がない。もっとも邪悪なのは無邪気を地で行く幼女。
おおとりの部分は『鳳』ではなく『凰』である。鳳は雄。凰は雌。
見た目は10歳にも満たない、銀髪の美少女。
二次性徴前の、胸ぺったんこ、イカ腹、ぷにぷにロリっ子ボディ。
愛宕恵一がいない世界の存在のため、犬先輩は部も作らず――
しかも鈴屋孫七郎もこの世界に恵一くんがいないので変な細工もしない。
特に何もせず、なんとなく家出して薔薇園の秘密基地に隠れ住む。
自分でもなんでこんな行動に出たのか、わかっていない。
基本的に能力は前述のヴェールヌィと同じ。
悪意を持たないがゆえに、もっとも邪悪な邪神顕現体。
ちゃんと躾しないと、ふとした癇癪で世界が滅ぶ危険アリ。
分離不安症を患っている。自分を愛してくれる人と一緒にいたい。
性格は子ども。ちょっと引っ込み思案な、小さな女の子。
子どもだから、空気なんて読まないよ。この子はそういう存在。
桐生学園、日本ミスカトニック大学付属、ミスカトニック高等学校、2年E組。
特徴
某国民的アニメ、サザエさんに登場する花沢さんを彷彿とさせる少女。
わりとフリーダムな性格で、精神的な間口が広い。チャーミングな女の子。
後述の初春晶子と仲が良い。それはもう、仲が良い。
重要。自身が認めた上で触れる者に対し、物凄い幸運をもたらす異能者。
ひと言でいうなら、あげまん。死神駆逐艦雪風の対極にいる者。
曽祖父の故郷は、さびれた漁村だったインスマスであるらしいが……。
(追加事項)
後述の初春晶子とは恋人同士。密やかな百合カップルである。ネコ。
【ネタバレ】特徴
その後、日本でも同性結婚が認められ、後述の初春晶子と結婚する。
養子に男の子と女の子の二人を貰い、彼らを育てる幸せな毎日を送る。
桐生学園、日本ミスカトニック大学付属、ミスカトニック高等学校、2年E組。
特徴
昭和時代の古き良き女学生が現代に蘇ったかのような、お嬢様系少女。
前述の初霜優美と仲が良い。それはもう、仲が良い。
特殊技能は持たない。ただし、唯一初霜優美をコントロールできる凄い人。
(追加事項)
前述の初霜優美とは恋人同士。密やかな百合カップルである。タチ。
【ネタバレ】特徴
その後、日本でも同性結婚が認められ、前述の初霜優美と結婚する。
養子に男の子と女の子の二人を貰い、彼らを育てる幸せな毎日を送る。
桐生学園、日本ミスカトニック大学付属、ミスカトニック高等学校、2年A組。
超巨大企業桐生グループの、次期最有力総帥候補。
裏設定では無政府資本主義を掲げて世界を呑み込み、世界征服を果たしている。
組織の目的は、現時点では開示できない。
ちなみに桐生は、きりゅうではなくきりうと読まないと不幸があなたを襲う。
【ネタバレ】特徴
彼女は、『彼』だった。性別自己同一性者。
9歳のときに父親に告白し――、
ならばと親は、睾丸癌と称して男性機能をすべて取り払った。
思い切りが良過ぎるきらいもあるが、何のことはない、妾腹の子だったためだ。
16歳のときに親友の朏兄弟の勧めを受けてカミングアウト、女生徒となる。
今回、主人公の恵一くんの奇跡もあって、完全に女の子になった。やったね。
イケメン一卵性双子兄弟。外見の区別はほぼ不可能。ネームド『
【ネタバレ】特徴
弟の朏正直は、女の子になった桐生葵と恋人関係になり、結婚する。
兄の朏正義はそんな彼らを祝福し、次次作の主人公、
見た目の年齢は三十路辺り。小麦色の伊達男。APP18
鈴屋家の家系にするりと忍び込んだ混沌の顕現体。
鈴谷ありさの叔父という立場にある。もちろん、そういう設定という意味で。
その正体は女神シュブ=ニグラスであり男の娘でもある愛宕恵一に――、
恋をした混沌化身体。邪神がゆえに、愛し方も独特。
魔界のピンボール事件、放課後の殺人鬼事件、きさらぎ駅事件の黒幕。
そして、一巡前の宇宙へ恵一くんを飛ばすというエキサイティングも。
ただ、これらはすべて必要悪であり、やるべくしての行動となる。
最期は愛する恵一くんの胸に抱かれて、永遠の闇でうたたねとなる。
現在は男だが、元は女性だった。元の名は、
1周目の彼(彼女)は病弱な女性だった。病気で若くして死ぬはずだった。
が、ナイアと出会ってから自分の運命に多少の変化が起きた。
まず、ナイアの持ってくる得体の知れない薬で身体が強くなった。
ちなみにこの薬品の中身は、賢者の石から精製したエリクサーである。
しかし、彼は、目覚めしアザトースの幼女の嫉妬で殺される運命にもあった。
百数度死んでは次の宇宙で生き返り、死ねば赤子からやり直し。
タイムリープではないところがポイント。
時間は人間の勝手な概念である。時間など、存在しない。
この特殊転生は後述のナイアによって行なわれている。
ちなみに、ナイアとは同志であり、友人であり、唯一の理解者でもある。
一巡前の宇宙に飛ばされた恵一くんを頼って死の運命の回避を願う。
最終的には自分に正直になり、ナイアと真に恋人となって死を回避する。
ナーセル・トート・ナイア 化身型混沌顕現体
たぶん男。オネエ系の年齢不詳青年風オカマちゃん。APP18
一巡前の宇宙での『極東の三愚神』の一柱。
初めは興味本位だった。
病弱と死に耐えながらも毎日を生きる彼女を見て彼は何を思ったか。
女性向けラノベもビビるような、面倒くさくて甘ったるい展開。
ゆえにその辺りの物語は差し控える。女ラノベはめんどくさいのです。
それはともかく、彼は悩んでいた。十三の死の運命への脱却法を。
しかし彼は極東の三愚神。主たる目覚めしアザトースには逆らえない。
そこに現れたのが、
彼から見て一巡後の女神シュブ=ニグラスの人間体である――
愛宕恵一くんだった。
彼は、絶望と希望を綯い交ぜにして、己が死を前提に行動を始める。
学園探訪エクスプローラー部 五月雨一二三 @samidareiroha
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